アニメ版『サマータイムレンダ』

 

連続2クール、全25話。

 

配信サイトが増えたのでやっと鑑賞。

ジャンプ+にて連載版は全部読んでいるのですが

作品の性質上、文字がものすごく多いため

アニメ版は映像に集中できて楽しかったです。

 

最近、役者さんが同じ「肉体」で

別の「人格」を演技する作品ばかり

見ているような気もする……

 

以下、感想です。

 

 

 

主人公が過去(正確には並行別世界)に戻って

惨劇を回避しようと奮闘するループものです。

 

最悪の結末がわかった後、心強い協力者を得るあたりから

がんがん面白くなってはくるのですが

正直連載追いかけるのに、10回ループは多かったな~。

 

敵の生物さんが後にSFと判明するとはいえ

(ノイズが多い表現だったので、予想はしていたのですが)

がっつりホラー表現なのでなかなか怖い。

夜に連続鑑賞は避けて正解でした。

 

主人公が10回ループを繰り返す(つまり9回死ぬ)ため

だんだんえぐい死に方に慣れてくる自分も怖い()

決定的瞬間の損壊表現の直接・詳細描写は

人間の場合、基本的に回避されているとはいえ。

 

女の子表現はどちらかというと「なつかしい」ほうの作家さんで

バトルヒロインのスク水が旧式だとか(約二十年前でもパンツスタイル選ぶ子多かったぞい)

守られヒロインのパンもろはノルマなんですかいとか

前作主人公的双子姉さんの戦闘服はそれでええんかとか

わりとつっこみがいる感じですが、ギャグ顔で顔がでかくなるとか

全体的に「なつかしい」からか、そこだけノイズになる感はないかも。

 

……口より先に手足が出る暴力ヒロインも

ハンマー振り回すべっぴんお姉さんもぶっちゃけ好みですしね!!!←

 

アニメ化されて個人的に万歳だったポイントは

同じ「肉体」で別の「人格」を演じる

役者さんの芝居を堪能できるところと

和歌山のほうのなまりを聴けることでしたね~。

 

わかりにくいカットの構図を調整したり

台詞を思い切ってカットしたりと

原作の取捨選択と再構築がとても見事な作品でした。

 

ラスボスは反吐が出るようなおぞましさ造形に振り切っており

昔のハイネちゃんとシデ様にはちゃんと同じものが

見えていたんだ、くらいはせめて信じたい……

 

私の推しはものすごくわかりやすく

竜之介くんとひづるさんであるv v

朱鷺ちゃんの想いが世界再構築後は変化してるのか

ちょっと気になる……相手がヘテロとはいえのう。