原作・佐野ロクロウ、漫画・肥田野健太郎の作品、全2巻。
冒頭からの構成を間違えなければ
あと3巻ぐらいは続けられそうだったという
正直もったいない怪獣作品。
以下、感想です。
軍側のキャラデザがどこぞのガンダム想起させるとか
どうあがいてもゴジラにするかガメラにするかみたいな
主人公怪獣のデザインとかはもう仕方ないとしても。
後に相棒となるランダ(これはよいラドンちゃんであった!)が
登場してからの展開はものすごく楽しかったので
冒頭で大怪獣バトルを見せておけば
よかったんじゃない!!??感がすごくありましたね。
冒頭で退場したヒロインについても
何かしらの形で復活しそうなのが不安要因だったので
人であることをずっと誓う偶像の方向になったのは
打ち切りが逆に幸いした感がありますね。
(そこに至るまでの過程が丁寧だとよかったけどさ)
……まあ、二次創作だと復活させちゃうんですけど(爆)
描き下ろしエピソードの満足感がすごく高いので
あの話から逆算して冒頭から仕切り直し
できないのかなあ???を夢見てしまう作品なのでした。
主人公が穏やかな顔していてよかったのです。