『女王様の犬』

 

竹内未来の作品、全11巻。

 

タイトルが物騒ではありますが

術者の高校生×一族に仕える鬼が

繰り広げる基本コメディ・時折シリアスな

王道少女マンガです!!

(いつもタイトルで逃げないで~と友におしつける)

 

連載当時は姫金読者でなかったので

リニューアルされた電子書籍版では

カラーページが見られてうれしいのです~。

 

以下、感想です。

 

 

 

読み切りから長編に発展した物語なので

第一話において作者さんのしゅ……

好きがいっぱいつまっており

追いかけていくのがとても楽しいのです。

 

・黒髪ロング、スカート長めのセーラー服

・主人公の一人称は「オレ」

・言霊使い、鬼を支配する一族の跡取り娘

・術者としての能力は最高だが、人間社会初心者

 

・下僕の鬼は人型変身可能なオス

・生気のやり取りはキス

・鬼は主人公にべたぼれのヘタレ犬

 

このへんの要素にピンときた方には

おすすめなのです~v v

少女マンガのお約束がわりと万々歳!!

 

未来さんの恋愛観や結婚観がすごく好きで

そもそも寿命や存在意義の違う

生き物同士が共にあろうとすることについても

誠実に描いてくれたな~と

時折ページを思い出したりするのです。

 

主人公の天音ちゃんの親友となる

あて子ちゃん筆頭、主人公の魅力に「惚れ」て

まわりに関係ができていくお話なので

ハーレム感はないですがはーれむモノかもしれん。

 

一族に仕える鬼こと、狛鬼の皆さんも素敵で

人型になる子もならない子も

性別がない子も(これは特定キャラのみだが)

みんな大好きなので、最終回のその後

彼らに平穏がありますように、とも思うのでした。