柴田昌弘の作品、全2巻。
圧倒的画力(動物・メカ・自然物のすべてが描ける)と
知見に基づいた設定や台詞回しを備え
残酷描写がスパイスとして多用されがちな
作品ぞろいのなかで、陽気なラブコメかつ
珍しくハッピーエンドの作品なのです!!
以下、感想です。
大事なことなので物語の着地点を
先に書いてしまったぜ!!
絵も台詞回しも好きな作家さんなのに
なぜ!こんなひどい道中と着地に!?を
繰り返す関係で、「信頼」はできない
作家さんなのでな~。
ヒロインの女の子、デザインと言動からして
明らかにメカ融合型だろうという
第一話でのわかりやすさも好ましいのです。
巨大コンピューター(もしくは人工知能)が
「マザー」として機能するというのは
昭和のSFですねえ、と懐かしくなりつつも
自我を備えたスーパー人工知能が
主人公たちの「味方」になってくれたことで
ハッピーエンドが見つかった感があります。
ヒロインがどちらかというと
ポンコツタイプ=人間なら迷惑型天然娘なので
途中に登場したしっかりしたお姉さん
(とはいえ主人公と同年代だが!!)の
存在が惜しかったな~。