現世の東南アジア圏をモチーフとした世界で
戦う姫(首長の長子)さまの物語としては
ものすごく出来が良かった!のですが!!
しらふで見ると段々腹が立ってくる
不思議な映画でした。
なぜ新作SWがこうならなかったんだ……
以下、感想です。
ディズニー傘下のアニメーションスタジオの
水表現は本当に際立っておりますなあ。
湿度の高い地域の水の美しさも見事です。
一番SWっぽい……と思ったのは
気候の違う国々を旅してまわる構成だったところですが
(まあ、あちらは惑星ではありますけど)。
主人公の敵役として設定されている
ナマーリのキャラクター造形が素晴らしく!
レイとレンもこういう緊張感のある関係から
昇華してほしかったねえ……となるのです。
「別の世界だったら本当の友人になれたかもしれない」は
いずれ国を継ぐ首長の娘としては
最大級の譲歩の台詞だったと思いますよ、すごいねこの子。
ディズニーの生き物描写は擬人化強いとはいえ
狼を除き、わりと違和感はないのでありますが
西欧圏に「龍」は描けないんだなあ……
フッフールも映像化するとあんなんになってたし
これは今後も中華アニメに期待したいところです。
☆☆☆
SWでローズ役だった女優さんの
吹替も本当にすばらしかった。
(私は女性の存在を打ち消すのは嫌なので、
今後も「女」系表現は使うのだよ)
アジア人の役者に「つまんない女」を
振るのは本当にやめろ、誰がやっても
非難は出るキャラクターだったと思うが、
「白人」ならば役者個人攻撃にはならなかったろうよ。