『エリスの聖杯』

 

常磐くじらの作品。

 

コミカライズ版で試し読みしたところ

おー、これは面白いなあ!となり

久々に「小説家になろう」にアクセスして完読。

リンクはこちらです。

 

こういう出会いがあるから、アマチュア中心の

投稿サイトって楽しいのだな!!

 

記事を作ろうとしてタグがないことに気づいたので

今回加えましたけど、今後使うかなあ……

好きなアマチュア作家さん紹介記事作ろうか???

 

書籍版、コミカライズ版の感想は

また別の記事にて。

 

以下、感想です。

 

 

 

自分向きかどうかを見分けるのに

タイトルって大事だなあ!!と思うのです。

いわゆる「なろう」系と揶揄されてしまいがちな

タイトルは説明文なら良いのだけどね……

 

おとなしいけどいざという時は鉄砲玉の如く突撃するお嬢さんと

意地悪する時は正々堂々?単独犯でやるぜという

味方になれば頼りになる幽霊お嬢さんが

「エリスの聖杯」というキーワードを中心とした

国家を巡る陰謀相手に戦うバディものです。

 

基本的な語り手はおとなしめお嬢さんことコニー嬢ですが

幕間のエピソードにて他人物の視点により謎が深まり

序盤に出てきたキャラクターたちも終盤に向けて勢ぞろいするという

大変見事な構成で、終盤からの加速度がすばらしい!!

(なので終盤からは一気読みなのであったv v)

 

十年前に処刑された幽霊お嬢さんことスカーレット様の

(なんで様づけかとなるかは、キャラクターが強烈ですので……)

お知り合いさん=年上の皆さんが続々コニー嬢味方になっていくので

大人に可愛がられるお嬢さん好きにはたまらんのです!!

もちろんコニー嬢にはそれだけの魅力があるのですが。

 

あとコニー嬢の後の恋人となる人物=ランドルフ閣下の属性が

黒髪・一回り年上・憲兵・朴念仁・天然ボケ、という

てんこ盛りぶりで悶えますね。昭和の少女小説みてえ!!

 

スカーレット様がコニー嬢大好きで

閣下のことが嫌い(正確には苦手?)なため

色々邪魔してくれそうな展開も大変美味しいです……

 

閣下とコニー嬢のいちゃいちゃはどの時点でも美味しいし

コニー嬢がふんわりしたおばあさまになっても

スカーレット様は16歳なのありがたやですよ。二次創作が燃えるぜ!!

 

第三の男……じゃねえ、第二の男のエピソードも

コミカライズ版出ないかなあ。

閣下の殺し文句「どちらかと言えば、俺が彼女のものだろう

マンガの作画で見たいよう!!

 

☆☆☆

 

物語全体が良い意味で

昭和の王道少女マンガ・少女小説・テレビアニメを

想起させるものだったのですが。

 

作者さん活動報告のワード選択からして

昭和作品お好きなのかな?→いやこれ絶対

ちゃんと通過してますよね!?(やったぜ!!)となるのですけど

「ロッテンマイヤーさん」の話が出たからなのですよ。

 

『キャンディ♡キャンディ』の話ができる層は限られているので

あれが出ると間違いなく通過作品がわかるのですけれど。