『白妖の娘』

 

木原敏江の作品、全4巻。

 

特集本を眺めていて、そういえば

木原版「玉藻の前」伝説を

姫金で読んでたのは途中までだったな……と

電子版を購入。その後、紙の本を購入。

 

以下、感想です。

 

 

 

切なさ入り交じる大団円が見事で

最後、泣いてしまいましたよ──!

さすが数十年現役作家さんは違うという仕上がり。

 

キャラクターの描き分けも見事で

特に出てくる女性たちがみんな作りが違う

べっぴんさん揃いでびっくりです。

最強の夕奈さんが素敵v v

 

利用されるだけかな?

復讐が遂げられるだけかな?といった

キャラクターたちも

ちょっとした描写で深みが増すので素敵です。

 

個人的には、魔に立ち向かう

犬の栗丸がすんごくかわいいですね……

椋さんとずっと幸せに生きてほしいな。

仔犬は生まれないのかしらん♪

 

十鴇はちゃんとお塚様を選んで

振り返ることなく生き抜いたのだから

これはハッピーエンドなんだよ……!!