『大正ロマンポルノ』

 

麻生みことの作品。

 

メロディで読んでいて

毎号アンケート入れてた気に入りの作品で

単行本は買う!と決めていたのに

今さら買っております……

 

同時収録の短編もすごくよかったな。

 

以下、感想です。

 

 

 

雑誌から加筆・修正されていて

作品の魅力がパワーアップしてる〜。

嬉しい!!

 

特に舞台荒らし(用法違うぞ)のパートが

わかりやすく組み替えられていたのと

雑誌掲載時から気になっていた

これ、楽のお客さんどう思ったんだ……?の

謎も解けましてすっきりです。

 

森鴎外が『舞姫』にて

モデルにした現実のエリスさんから

小説内のエリスの「末路」を変えていることに

長年腹を立てているような小娘には

とても満足いく内容であった。

そうだよ、酷い話にしやがって!

 

雑誌の感想でも書きまくっておりましたが

至言が多すぎて……人間そんなに変わらんのだが。

 

短編の『徒花』は初めて読みましたが

映画館で何度でも見たい……と思えるような

見事なシナリオだったなあ……すばらしい。

 

最後のページでひやっとする感覚を

何度も味わいたくて読み返してしまう。

 

ハッピーエンド……なのかねえ?

はてヒロインさんがおばさんになっても……

ではあるのか、かなり謎ではありますけど。