『シューダン!』第3話

 

記事公開が遅くなりました(汗)

 

今週もすばらしかったです!

仕事終わりの曜日に

この作品が読めるのは幸運なことである。

 

しかし『HUNTER×HUNTER』も

再開してしまったので

アンケート入れる3作品に迷うように

なってきました……

 

うーむ、『鬼滅の刃』の

上弦システムのように

せめて6枠あればいいのに←

日本一の少年誌ならば

そのぐらいの気概は欲しいなあ……

 

3つ以上読める作品があれば

雑誌としては大当たりですしね~。

 

以下、ネタバレを含みます。

 

 

 

サッカーボール3「思春期と龍とそのすみか」

 

簡単なあらすじ。

 

小学校の新学期が始まる。

ソウシとヤスは小学校のクラスも同じ。

必然的にナナセのことが話題に上がるが

ソウシは教室から出て行く。

 

そこで隣のクラスに編入していた

ナナセと出くわしてしまう。

声をかけてくる彼女に対し

何故か無視をしてしまうソウシ。

 

そして対外試合の日。

練習や車の中での様子から

ソウシがナナセと

何かあったのではと

ロクが声をかけてくる。

 

試合が始まるとまず

ナナセがいい動きを見せる。

前半を終えて3ー2と

いつもより点差もつかず折り返す。

 

前半のソウシの消極的な様子に

再度ロクが声をかける。

気にしてるのはお前だけだと言われ

ソウシはロクはいいよなと返してしまう。

 

ソウシの様子に姉の言葉が思い当たり

ロクは次のアドバイスを送る。

まず「認めて」

それから「普通にしろ」と。

 

ナナセの動きを見た敵チームも

「女子だから」という遠慮をせず

厳しくマークするようになった。

 

気遣うチームメイトに対し

逆の立場なら自分もそうするし

「敵」だと認識されたことが

ちょっとうれしいと話すナナセ。

 

敵チームにすらできている

ナナセを「認める」ことを

自分の中で整理するソウシ。

 

「女子」が苦手であるソウシは

学校でのナナセの様子に

ビビったが、あらためて彼女が

「仲間である」とも。

 

ボールを取られそうになるナナセに

前へのパスを要求し、ロクの中継もあり

ソウシは見事ゴールを決めるのだった。

 

学校で無視した件を

謝ってきたソウシに対し

ナナセは腹をグーパンする。

「やっと謝った!」と。

 

新年度の対外試合は

初勝利で終わったのだった。

 

 

☆☆☆

 

 

ソウシくん、やらかしたな──が

この回の大きな感想です(笑)

理由も納得できるものとはいえ

先週の青春展開とのギャップよ(爆)

 

つまりナナセちゃんの私服を見て

「女子」を意識しちゃったというな。

この野郎、小学生男子最高すぎる……!!

(私は二次元のショタコンですので

この展開美味しすぎでした・爆)

 

せすピンの「主人公」土屋くんとは

違うタイプの「女子が苦手」であることを

ちゃんと作中で示せているこのすばらしさ。

 

この1話で試合展開おさめてしまうのは

本当にテンポが早いですね……序盤はこうでなくてはv v

今回は試合内容よりも

ソウシくんが「本当に」ナナセちゃんを

「仲間」として認める心理要素が重要でしたので

この見せ方には満足です。

 

ポジション紹介などでコマを使われても

ぶっちゃけサッカーわからないですしね……

これは野球なら分かるし、何話か続く話なら

そのほうが楽しめることは確実ですが。

 

腹パン最高すぎるだろ!

これぞ、ライバルだよ!!!!

 

この前、仲間として盛り上がったはずなのに

何でシカトするんだ、こんにゃろう的に思って

行動する女の子は大好きですv v

 

いつかソウシくんがナナセちゃんに

ホの字が来る展開がやってきても(表現が古い・爆)

「ライバル」がねっこであることは変わらないでしょう。

最高ですね……男女カップルフィルター持ちとはいえ

こういう展開をわりと待っているのである。

 

けんかっぷるとしては

やはり『クロスゲーム』の

コウくんと青葉ちゃん以来のヒットとのことで

10年ぶりぐらいの場外ホームランですねえv v

 

☆☆☆

 

同じ学校のチームメイトがまさかのヤスくんで

すごく笑いました。

しつこいヤスくんの印象が強すぎます、せんせー。

ヤマトくんの波動砲はいつか決まるのだろうか。

 

ハルヨシくんの「ナナセさん」呼びに

さらにポイントが追加されます。

人気投票絶対入れるんだ……(と勝手に燃える・笑)

彼は恋愛バトル(?)には参加しないのだろうけれど

安心できる男の子なんじゃないかな~。

 

シュンくんも完全に覚えましたのです。

女子に慣れてるほうのチームメンバーで

ナナセちゃんに対して素直な感情を出せる

猫目くんだな!ばっちりだぜ!!

多分シュンくんにはねーちゃんがいるんだ。

(こうして妄想強化が始まっていくのでした・笑)

 

キャラクターを覚えると小さいコマの

表情などもチェックするようになってしまうので

読んでいるほうはとても楽しいのです。

今回はシュンくんが声をかける一コマ前の

ソウシくんの変な顔が面白かったな(そっちか)

 

気になる男の子がたくさんいるのです。

なまり持ちの色黒の子が

誰なのか気になっているのですが……

ヨウタくんはたれめでいいんですよね?

そして横田さんの描く女性大好きなので

女の子も増えてくれると嬉しい……

 

☆☆☆

 

そろそろロクくんの

イメージではなく実体の

掘り下げが始まるのでは?

と期待しておりますv v

 

勝負モードの眼光は惚れる勢いなんだけど

土台がまだ謎に満ちていて

本気を出していいか迷うといいますか(爆)

「お前も機能してくれないと困る」は

ちょっとときめきましたぜ♪

 

ロクくんはできるやつと思わせつつも

なんだかんだ読み違えているといいますか。

そういうところのギャップが

思ったよりかわいいキャラだった!と思いつつ。

 

彼が読み違えてしまうのはおそらく

ソウシくんとナナセちゃんが

「そっくりさん」という要因も大きいのですが

彼にとってはソウシくんはお気に入りの子で

ナナセちゃんもお気に入りという展開が来たら美味しいです。

 

……待て、それだと『クロスゲーム』の

東くんがまるかぶりになる(滝汗)

彼の物語は私の好みではあったのだけれど!!

東くんは鵜久森くんそっくりのフォームや

コウくんが好きで青葉ちゃんが好きというのが

すごく好きな好きなキャラクターだったのですけれどv v

初見ではあまりかっこいいとも思わなかったのに。

内面が変化していくとかっこよくなっていくの

あだちさんの絵の見せ方って本当にすごかったなあ~。

 

☆☆☆

 

第1話から『クロスゲーム』のタイトルを

出してしまっているのですが

横田さんの作風としましては、ジャンプよりは

昔のサンデー寄りだと思ってしまいますし

あだち充の作品が良い意味で近いと思います。

 

……とはいえ、あそこまで

平常のリズムが淡白ではないけどさ(笑)

あだち節が特異点であるのは

日常を淡白リズムで築き上げながらも

ちゃんとクライマックスが盛り上がっていく故ですけれど。

あれは模倣するのは不可能でしょうし。

 

第3話までを見て

これは「チーム」の物語であり

チームに属するみんなの関係性が変化していく物語で

「サッカー」は通過点に過ぎないのだろう

という土台は丁寧に整えられたと思いますし

今後の展開は大丈夫だという安心感があります。

 

もめごと(?)があっても

その話の中で解決してくれるのは

読者としては嬉しいものなのです。

 

第4話はどんなお話になるのかな?

来週がすでに待ち遠しいですv v