『シューダン!』第1話

 

本日発売『少年ジャンプ』新連載

小学生サッカークラブのチームの物語。

 

大変気に入ってしまいましたので

第一話から感想記事始めたいと思います。

横田さんの前作も大好きでしたので

信頼も段違いですし。

 

小学生時代から始める少年誌作品で

変なこともしないでしょうからね♪

どうなっていくのか楽しみです。

 

しかしまず叫びたいこととしては。

 

横田先生!

新連載おめでとうございます!!

ジャンプにお帰りなさい──!!!!

 

前作『背すじをピン!と』が完結後

鬼滅やネバーランドは好きなんだけど

読む作品少ないなあ……ということで

ジャンプ購読は止めてしまっていたのですが

出戻りました(笑)アンケート出さねば。

HUNTERも帰ってくるし、さらに嬉しい。

 

以下、ネタバレを含みます。

 

あと私は試合を観るのは好きですが

万年初心者のため、サッカー用語に

間違いがあると思われます。

(野球の言い回しになってる疑惑大)

 

それでも大丈夫な方向けです。

 

 

 

サッカーボール1「ぼくらのフットボールアワー」

 

簡単なあらすじ。

 

物語の舞台は、サッカー王国県の

浜西フットボールクラブ。

 

主人公、小学六年生のソウシ(桜田創始)は

習い事としてクラブに入部しただけだったが

丸二年続けたサッカーや仲間たちのことを

今では気に入っている。

 

最上級生として迎えるシーズン初日

コーチの隣に見慣れない女子がいることに

ソウシたちは気づく。

彼女の存在を気にしつつも

六年生だけのミニゲームが始まる。

 

中の下くらいのチームと主人公は言いながらも

六年生たちが試合の中で見せる動きは

プレイヤーとしての確かな個性を感じさせるもの。

 

試合途中、休まざるを得ない選手が出てしまうと

コーチが隣にいる女子の参加を提案する。

彼女、ナナセ(七瀬晶)は

何と入団希望者だというのだ。

 

再開したミニゲームの勝負の行方は……!?

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

あらすじと書きながら

中盤以降は伏せてしまいました(笑)

 

そうそう!

これが物語の第一話ですよ──!!

 

主人公。

新登場ヒロイン。

親友寄りのライバル。

所属するチームの仲間たち。

それを支えているまわりの大人たち。

物語の舞台となっていく時間や場所の描写。

主人公の思い、行動、そしてそれがもたらす結末。

 

物語を構成するあらゆる要素が

バランス良くテンポ良く

初めてその世界に触れる受け手に紹介され

続きが気になる……!!と思わせてくれる。

 

連載作品第一回目として

見事な仕上がりとなっています。

ここ最近のジャンプの新連載は最初の話が最初の話なのに

ピンとこなくてちょっと寂しかったのですよ(汗)

 

試合ってわくわくするよね!!という

スポーツマンガの魅力に溢れていました。

スポーツ・体育会系文化ジャンルは

その本分を第一話で描いてくれなくては……!!

前作・せすピンもダンスから始まってましたものね。

 

第一話の印象としましては

・主人公のソウシくん

・ヒロインのナナセちゃん

・キャプテンのヤマト(大和哮)くん

・チームの繋ぎ役(?)のハルヨシ(金子張良)くん

あたりがお気に入りになりそうです。

さて人気投票誰に入れようかな!!(気が早い)

 

親友寄りのライバルと書いてしまった

ロク(両角禄郎)くんも

今のところ親友という感じもないですし

火花散らし合うライバル感はないのですが(ん?)

主人公とは違ったタイプの魅力ある選手です。

それにいつか違うチームのエース同士として

対決するかもしれませんしね!!(だから気が早い)

 

というか、旧い時代のスポーツマンガ・アニメの

主人公とライバルの関係性が大好きなので

ライバルは主人公よりも才能が上でなくてはならない……!!

なおかつ誰よりも主人公を認めてくれているのだ……!!!!

という固定観念に縛られてしまっているのですが

(ほら、『巨人の星』の花形さんとかね・笑)

その条件を満たしてくれそうなので

オラ、わくわくすっぞ!!状態(爆)

 

タイトルの由来についてですが

「蹴球」と「男女」と「集団」を

かけあわせているのかな?という印象です。

チームとしての物語を描いていってくれるそうなので

個性豊かな小学生の子たちの変化が楽しみな作品です。

 

以下、もう少し詳細な感想。

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

関係性の変化を丁寧に描いてくれる作品が

私は大好きなのですが

この点に関しては第一話から特盛り状態でした!

 

ナナセちゃんはこのクラブチーム唯一の

女子団員ということになるらしく。

彼女が試合に参加する場面から

まわりの男の子たちとの関係が

どんどん変化していくのですよ。

 

以下中盤以降の物語詳細バレとなります。

まだ読んでない方にはおすすめしません。

できるだけ多くの方に

読んでびっくりしてもらいたいですものね!

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めて名乗った彼女に対し

どのポジションが得意か尋ねるソウシくん。

 

ナナセ「あ どこでもいいよ

 私どこでも大体できるから」

男の子(む…?)

ソウシ(なんだこいつ…? 意外とふかすのか…?)

 「へェ~そうなん? すごいな(棒)

 いやでもさ どこでもいいっつっても

 右利きとか左利きとかあるじゃん」

ナナセ「私 両利きだから

 本当にどこでも大丈夫!」

男の子(ふ──ん… あ そ──う…) 

コーチ「試合再開!」

ソウシ(どこでも大体できるだあ? へッ…!

 腕に覚えありってわけか…!

 だがなオレだって サッカー二年やってんだ

 ポッと出の女子が活躍できるほど

 甘い世界じゃないってこと教えてやるぜ!!

 桜田創始容赦せん!!)※同じチーム

 

ところが試合再開直後からすぐ

パスを奪う彼女の反応速度にまわりは驚き。

ソウシくんはロングスルーパスを受けられず

追いつけると思ったけど次は優しくすると言われ。

状況が変わります。

 

敵チームの司令塔となっているロクくんは

ナナセちゃんとの勝負は抜け

彼女にパスは来ないと判断し指示しますが

ソウシくんは彼女にパスを出すのです!

今度は追いついてみせると……!!

 

彼女はパスを出しますが

ロクくんにボールを取られてしまい

点数まで奪われてしまいます。

 

ソウシ「……お前 さっきのパス…

 オレが取れねェと思って弱めに出したろ?

 あんな甘い球がロクに通用するかよ

 お前がどんだけできるか知らねーけどよ

 あんまなめんなよ

 ロクも… オレも…!」

ナナセ「…七瀬晶」

ソウシ「あ?」

ナナセ「私は七瀬晶 さっきも言ったよ

 覚えてね」

コーチ「ビブスなしチーム!

 センターラインから再開!」

ソウシ「オレは桜田創始だ

 次手抜いたら 許さねーぞナナセ…!」

ナナセ「うん…!」

 

本気になった二人に影響され

まわりのみんなも勝ちを狙います。

ロクくんにマークされ

ボールを動かせないナナセちゃん。

勝負しろ!信じて動け!!と叫ぶソウシくん。

ついにナナセちゃんは

ロクくんにボールを奪われてしまいます。

 

が。ヤス(竹内康臣)くんが

すかさずボールを奪います。

彼はロクくんが抜くと「信じて」

待ち構えていたのです。

一気にチャンスが広がります。

 

ヤスくんのロングパスに

何とか追いつくソウシくん。

しかしラインはぎりぎり。

ゴールを狙うべくボールを回します。

そこでゴール前に駆けつけた

ナナセちゃんがヘディングを決めます!!

勢い余って倒れ込んでしまうナナセちゃん。

 

ソウシ「おい」(手を差し出す)

 「ナイスシュート ナナセ」

ナナセ「………… …うん…

 ソウシくんこそ ナイスパス」

ソウシ「いいだろ この少年団(チーム)…!」

ナナセ「うん すごくいいね…!」

 

そしてゲームは終了し

第一話の物語も終わりを告げるのです。

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初の反応は小学生男子あるあるですよね、

まあ女子じゃなくても

よそ者に対する反応はこれに近いけれど

女子だと更に増すあの空気感……

 

からの。

 

こいつは出来る奴だと認めてからの

まとまり方がすばらしい……!!

これならヒロインが成長していっても

多分仲間たちから「女」故の騒動は

起こされることはなさそうです。ありがたや~。

 

女の子がスポーツで頑張る話は

大好きなので、物語の広がりが楽しみです。

そしてその役を担うナナセちゃん。

ブサパンダ好きなの含めてかわいい……

チームのエースのロクくんには及ばずとも

強いプレイヤーなのかっこいい……

 

ソウシくんの家の隣に引っ越してきたのは

おそらく彼女たち一家でしょうし

ラブコメ要素も漂わせるのでしょうが。

個人的には小学生ならではの

関係性を見せてほしいです。

学年が変わると関係も変わりそうですが。

 

あざやかにボーイミーツガール決めましたし

信頼しあう仲間・ライバル・パートナー優先の

恋愛だったら私は歓迎しますv v

結局恋愛が作中で描かれるか描かれないかって

私にはあんまり重要じゃないですしね。

「愛」がちゃんとあるほうが大事!!

 

というかですね!

名前を名乗り合うとか

手を抜くな発言とか最後の手を取り合う姿とか

もう「ライバル」あふれているのが最高で

恋愛描写など本編ではなくてもいいんじゃ──!!!!

という程度には盛り上がっていますv v

 

選手の女の子が出る作品としては『クロスゲーム』の

コウくんと青葉ちゃんの関係性がお気に入りだったので

お互いに認め合う仲を優先してほしいなあ……

ああいう風にけんかっぷるしてほしいとか

そういうのではないですぞ、念のため。

けんかっぷるでもいいと思うけど←

 

☆☆☆

 

ほぼ要の部分は語り終えていますので

細かい部分の感想。

 

みちるちゃんせんせーの旦那さんこと

達也さんが出てきた時はびっくりしました!

そういえばせすピン登場時に

少年サッカークラブコーチやってるよ~と

話していましたね。物語が繋がっていくの嬉しいv v

 

みちるちゃんせんせーや旦那さんの

高校時代が描かれているという

『こがねいろ』を読んだことがないので

いつか単行本になってくれないかなと

期待しているのですが……

しつこめに要望出したほうが良いのでしょうか?

 

ブサパンダグッズは色々出ているのだなと

改めて感激いたしました。

ものすごく個人的な部分としても

二次創作でもリュックとかカバンとか

出しやすくていいのですよねあれ←

ブサパンダ派生の他キャラクターも

増えてほしいところですv v

 

作者さんは出てくる小ネタ的に

おそらく自分と同年代と思われるのですが

メジャーとはいえ親世代ネタもぶっこんでくるので

にやにやが止まりません……

ヤマトの波動砲とか、宇宙戦艦か!!

 

☆☆☆

 

ここまで長くなるとは思いませんでした。

最後まで読んでくださった方、お疲れ様でした。

 

書く側はさくさく進められたので楽しいですv v

サッカーボールの絵文字を探すのが

一番手こずった部分だったりします(汗)

素敵な作品を追いかけさせてもらえるのは

本当に幸せなことなので

感想文章も楽しく続けたいと思います♪