これ単体では《おとぎ話から抜け出して
自分の力でがんばろう》という主張が明確な
ものすごく好きなお話なのですが。
「お姫さま」が自ら武器を手にしなかった結果の
引きが不穏すぎるのと、現在の神浜に
時間が戻ってしまうので、つまりこの子たち
どこに所属するんです??となった覚えがある。
お助けキャラとしてかなえさんが配役されるの最高。
バイト資金でバイクを買うの、昭和の少女マンガだ……
以下、感想です。
引きこもりの主人公の前に現れた特別な女の子もまた
同年代(女子)とはうまくいかないタイプであるが
(ちびっこに囲まれてるのが生々しい……)
転勤族につき、中坊としては冷静にまわりを観察できている
からっとした子なので、潤さん気に入っていたな〜。
自分が好きで引きこもってるならそれでいい、と
主張できる中学生女子は強いぞ!
故人であるのに加え、みかづき荘メンバーだったのが
やちよ・みふゆ時代ということも相まって
なかなか登場の機会に恵まれないかなえさんの
出番が多いのが!うれしいのです!!
「いつか」を約束する二人ですが
その「いつか」はやってこないのだと
主人公に忍び寄る白い悪魔の登場により明白ですが。
あの輝かしい瞬間からまだ二年後という時点でも
共通の顔見知りの鬼籍入り、魔女襲来による災害復興、
あちこちで姿を見せるネオマギウス、などなど
再会後も不穏しかない……と嫌な予感で終わるイベントでした。