『ちいさこの庭』

 

小玉ユキの作品、全1巻。

 

童話の世界ではおなじみの

小人こと「ちいさこ」と

人間との短編連作です。

 

以下、感想です。

 

 

 

ちいさこが見える条件として

恋を知らないこと、もしくは

死を迎えようとしていること、が

定められておりまして。

 

成人主人公の場合、前者については

とてもよい話とちょっといやな話が

混在していますね……

 

最終的に恋はよいもの、でまとまるの

掲載誌のカラーが出ておりますが

大多数の人間にとっては空想存在である

小人にまで「いつか」恋をするよ、

とは言われたくないですわ~!!

 

やはり空想存在であっても

人型ではだめだ……人外をよこせ←

 

ちいさことの冒険を経て、自分の

世界が広がっていく少年のお話が

一番好みではありました。