マンガ版『LES MISERABLES』

 

新井隆広の作品、全8巻。

 

ミュージカル版には触れていたものの

原作は未読なのでして、そちらに

忠実云々はわからないのですが

読みごたえのある作品でした!

 

以下、感想です。

 

 

 

ジャン・バルジャンという男を軸に

「庶民」の話をずっとしているのは

時代性だなあ……変革と思わせての

現状維持は、希望から絶望をもたらし

若者たちは行動に出るのでした。

 

「貴族」は基本的にひでえことしか

しないのでして、マリウス、および

一家の変化はフィクションならではですねん。

 

奥行きのあるマンガ場面と

キャラクターたちの微細な表情変化は

大判で読むのをおすすめしたい作品なのです。

大作を一本筋にまとめあげたのお見事だなあ!!

 

それと同時に、今回使用されている

デジタル画面の処理はちょっと

見辛い~とも感じてしまったのでした。

水彩の濃淡を意識してるのはわかるけどね!