『響~小説家になる方法~』

 

柳本光晴の作品、全13巻。

 

苺ちゃんを先に知っている読者なので

あれはあれで少年誌向け表現に

なっているのだなあ……と

謎の納得感がありました(爆)

 

以下、感想です。

 

 

 

つまるところ、嵐を呼ぶ小説家の女の子が

「世界」を変えていくお話なのですが

「権力者」と戦う場面が何度かあるものの、

ハラスメント行為が温存されたままなのは

すごく青年誌っぽい。主人公の力はそこまで

及ばないのでありまして……

 

女の子の「友情」の描き方が

軽やかな作家さんだな〜と

思っているのですが、これは

作家性で徹底されているのですね。

 

男女恋愛の湿っぽさも得意なのが

主人公の幼なじみキャラによく出ていて

苺ちゃんにはじーさんでよかった……と

しみじみしてしまったのであった。

 

これって映像化してたんでしたっけ?と

確認してたらしてましたね……

予告編で暴力の女の子かあ、珍しいねえ、と

ちょっと印象が強かったのでした。