『琥珀の夢で酔いましょう』

 

原作:村野真朱、作画:依田温、

監修:杉村啓の作品、既刊8巻。

 

クラフトビールと美味しい食事を軸とし

「他者」との交流・集まる場を

ていねいに描いていく作品です。

 

作品の性質上、ハラスメント描写も

ちょくちょく登場してしまうのですが

決定的場面は回避してくれているのと

怒りを示す第三者が必ずいてくれるのは

心強い作劇ですね~。

 

以下、感想です。

 

 

 

クラフトビールとごはんが

とてもおいしそうに描かれていて

お酒の解説が充実しているのが

食事を題材としているコンテンツとして

とてもありがたいのですよね~。

 

アルコールも発砲飲料も

今の自分は禁じている食材なので

いいな~おいしそうだな~と眺めるに

徹しておりますが←

 

そもそも間違えない人はいないし、

メインキャラたちも間違えてばかりだけど、

それでも自分と違う他者と共に在りたい、

日本社会の中で見落とされがちな属性も

取りこぼしたくない、という丁寧なお話づくりなので

当人が自覚していない、または周りに宣言しておらずとも

このひとはもしかして○○?という

キャラクターがいてくれる世界でもあります。

 

七菜さんと慎さんの「恋愛」模様が

気になるところですが、双方が上手く長く

関係を続けていける仲に落ち着くといいな~。

七菜さんが同族っぽいところも含めまして。