『朱月事変』

 

壱原ちぐさの作品、全5巻。

 

妹に理不尽な仕打ちをする家の仕組みに

納得がいかない主人公が

革命を起こすべく修行を重ねる

大陸風ファンタジー・道士バトルマンガです。

 

《妹を助ける兄》というざっくりした

要素しか似通っていないにも関わらず

鬼滅っぽい、という感想が浮かぶのは

なぜなんだろうかを考えている……

 

以下、感想です。

 

 

 

主人公の目標は家の革命だったのですが

連載作品としては道半ばというところで

終わってしまい、家を出て行くという形で

妹が解放された第一段階をよしとする、で

着地してしまったのは残念ですね〜。

 

細かい衣装の装飾や背景、バトル画面の

華やかさなどは読んでいて楽しい作品でした。

弱いのは(男性)キャラだな……あと家族の構造は

三者でまとまっているのかと思いきや

後からぞろぞろ登場するのは面食らった。

(お兄さんについてはエースの唐突さに近いな・汗)

 

設定のほうも、それまでも引っかかっていた部分が

後できちんと説明されて納得できるよりかは

知らん話が急に出てきたので驚くほうが

優位でしたね……主人公炎属性だったんだねえ()