『巴がゆく!』

 

田村由美の作品、全8巻。

 

ちまちま読んでいたお話なのですが

結局単行本で集めてしまった~。

 

作者さん初めての長期連載との

ご本人談なのですが、最新作まで

続いていく土台がすでに

完成されてますね!

 

それとは別に、この時点で自分は

ベツコミの読者層じゃないんだな……

という読者からのお声の傾向も

わかっておもしろかったです。

義仲の正体ばればれ認識だったのよ。

 

以下、感想です。

 

 

 

ローラースケートで暴れまわる

元ヤクザ一家のお嬢さんが

(とはいえスケバンではない←)

超名門一族のお家騒動のキーパーソンとなり

縦横無尽に活躍しつつ、二人の男の間で揺れる

一大浪漫戦記という感想になるかな~。

 

当然白黒論争は盛り上がるわけですが

(作者さん、白の盛り上げお上手だしね)

正直なところ、風丸がスーパードッグすぎて

彼と結婚するという選択肢はないのですか!?

と思ったけど……田村作品だからねえ←

 

水に沈んだ車のトランクの鍵を開けて

救出してくれるくだりで、さすがに面食らいまして

ロボット犬じゃないのか!?とは

思ったのでした~。フィクションの相棒動物は

戦闘力盛ってよし!!派ではありますけど。

 

人気作となったためスタートした

第二部で、当然生きてる上総であるが

山場で彼のために飛び込んじゃうのが

主人公なんだよな……あのあたりの

巴さんの選択は好みが分かれそうだ。

 

白黒対決を静観している読者としては

月子さんのいらだちもわかってしまうので←

彼女の飛躍はちょっと楽しみである~。

 

誇張表現とは思われますが

編集さんのツッコミを忠実に

マンガにすると!こうなる!!の

おまけマンガが爆笑ものであった。

 

作者の長所、かなぐりすてているじゃ

ないですか!!と思うんですけど

編集さんがバランサーになってくれるなら

そのツッコミは効果的なんだろうなあ。

(女性の足が太い、の下々さん思い出したよ)