『マザリアン』

 

岡田索雲の作品、全3巻。

 

どうやら連載は打ち切りのようで

こ、ここで終わりでいいの!?という

幕引きになっているのは残念。

 

以下、感想です。

 

 

 

「ひずみ」と呼ばれる怪奇現象によって

人間と人間でないものが混ざってしまい

その対応に社会が追われている最中に

愛猫のノミと混ざってしまった女の子と

彼女の愛猫と混ざってしまった男の子とで

元に戻る方法を探っていくお話、だったはず。

 

色々謎解きがされたところで

男の子のほうが「あきらめて」しまい、

ここで!?ここで終わっちゃうの!!??という

幕引きになってしまうのですが

女の子のほうがあきらめてなさそうなのが救いかな。

 

明らかにいじめに遭っている彼女の対応が

元々「人離れ」していた具合でして、

ノミと同化してスーパーパワーを得たあとも

いじめにぶち切れてたほうが「健全」だったな……

と思えてしまうキャラ設定だったのが

連載を追いかけるにはパワー不足だったかなあ、と

まとまって読んだ身としても思うのであった。