『ふしぎ遊戯 白虎仙記』第4巻

 

玄武のエピソードが読みたくて

実は先読みしているんですが

やっとまとまりましたね~。

 

以下、感想です。

 

 

 

觜宿と名乗るその白虎七星士は

自分が皇帝に仕えていた

18の若者だった時を物語り始めますが

92年前か~!世代が複数変わってしまうね。

 

女宿は長生きでしたけど、皇帝は特別だし

もう存命の玄武七星士はいないんだろうな……

幽霊さんたちならいるから鈴乃ちゃんとは

逢ってほしいんですけど!!

 

あの戦いから18年後の皆さん

年を重ねているとはいえ

なんやかんや若いな……

女宿が貫録ついて、じゃんじゃら衣装に

負けなくなっている(笑)

 

女宿の頼みにより、觜宿さんは

玄武の巫女その人を実体化させることに

成功するのですが、「多喜子」の名を

知った瞬間からの一連の場面は

玄武開伝ファンの皆さま読んでくれ!!

 

あの頃子どもだった室宿が

立派に成長してくれてうれしい~。

多喜子の手を取ってぼろ泣きしてるの

つられて泣いてしまうんだぜ。

 

ここで巫女と七星士が夫婦と知る

白虎七星士の皆さんが

鈴乃ちゃんにおせおせになるのも

予想がつくな……ふっ。

 

北甲国だけではなく各国をまわり

知見を深めた觜宿さんは

主となる皇帝に「進言」するのだが

「謀反」と認識され、逃亡するのですね。

宗教と癒着してるのよくない!

 

そして義賊「鴉の民」の長となりますが

予想通り現在は離反者が

勝手にふるまっている状態らしい……

このあたりも長引きそうですね。

 

鈴乃ちゃんが実体化させた多喜子が

頼りになるお姉さんのふるまいのままで

白虎の巫女としての少女をはげましてくれるの

よかったね――!!となるのだった。

 

寧蘭が追っ手をしむける中

巫女降臨と觜宿さんの出発を祝う

酒宴が盛大に開催されますが

鈴乃ちゃんの盛装似合ってる~。

 

婁宿に対し巫女への恋心を指摘し

たきつけるジャマルさんは完全に

よっぱらいムーブではあるんですが←

《年上女性への恋》を否定しないのはいいね。

 

様々な出会いを経て、巫女として強くなろうと

前向きになっている鈴乃ちゃんに対し

婁宿も鈴乃への恋心を告白するという

爆弾展開となるのだった。早い!いったれ!!

 

鈴乃ちゃん、婁宿の告白どう受け止めるのか

気になってたんですが、この反応は脈ありだ!

(婚約した相手の正次、消えとるな・笑)

しかも婁宿は結婚前提なの、ひゃっほいである!!

 

寧蘭の放った刺客は通常の戦い方では

対処できず、巫女と七星士の力を合わせ

なんとか退けるのであった……

この先も大変であろうな。

 

この世界の結婚について

尋ねる先が奎宿ではなく、

会ったばかりの觜宿さんのほうなの

鈴乃ちゃんファザコンだもんね……と

思いつつも、脈ありでわくわくしてしまう~。

 

婁宿の鈴乃ちゃん大好きぶりはすでに

力の発動具合で明らかなので

今後が楽しみすぎるおねショタです。

そして昴宿の顔見せだ~。

 

恋心伝えた婁宿がいけいけなの、

鈴乃ちゃん当人にも(押しが強い……!!)

思われているので、爆笑してしまう。

少年の新衣装が似合うぞ!

 

鈴乃ちゃんが寝てからの

男三人の会話はほのぼのしますね。

男女の契りについて知らない子が

お嫁さんにしたい!と意気込んでいるのは

おねショタの醍醐味じゃ←

 

旅芸人の一座の中に

昴宿を見つける一行ですが

奎宿はすでに口説いていたのか……

という展開のはやさがよいですね。

 

とはいえ昴宿の「許嫁」の言葉に

やっと正次を思い出す鈴乃ちゃんでして

ほぼ傾きつつあるとはいえ

運命のカップルの前途も多難なのだ!

 

ここで場面が及川先生に戻るの、

多喜子のくだりでは当然

泣きますわよね……と読者の共感を呼びつつ

鈴乃ちゃんを思いやるのいいですね。

 

許嫁の件を思い出したことで

本の世界の住人にどう向き合うのか

思い悩む鈴乃ちゃんは兵士に見つかり

旅芸人の一座に紛れ込むのでした。

女性陣が味方なの頼もしい!!

 

年長かつ強い能力者である觜宿さんが

一行に加わったの、本当に頼もしい~という

随所で活躍するおじいさまである。

鈴乃ちゃんの偽者もお見事です。

 

昴宿さんが白虎の巫女・七星士に対し

否定的な立場であるとわかるのも

いいしかけですね。初めての女性の仲間を

ちゃんと味方にできると心強いですよ~。

(多喜子と牛宿も大好きだよ!!)

 

ケンカ仲裁と人助けを兼ねた舞で

後宮の妃候補として目を止められた

昴宿は「白虎の巫女」と対峙する機会と見たか

その申し出を受ける、という気になる引きで

続刊となるのでした。鈴乃ちゃんはどうするのかな??