『斎王寺兄弟に困らされるのも悪くない』

 

晴海ひつじの作品、全5巻。

 

デビュー作から読んでいる作家さんで

絵はかわいい・きれい系になったのですが

作劇に引っかかる要素が挟まれるので

集中して読めないほうの作品が多い()

 

以下、感想です。

 

 

 

生活に困難を抱えている主人公が

とある一家の家政婦として雇われるも

そこの美形四兄弟は訳ありで……?という

こてこてな同居もの少女マンガではあります。

 

この生活に困難を抱えている、については

主人公を売る気満々のおばさんに

ちゃんと抗議できる一家ということもあり

まあ血縁者でなくとも保護者になるのは

少女マンガ時空では変ではないのですが。

 

主人公のお相手となる黒髪男子の

クラスメートがド直球セクハラ野郎かつ

好意を指摘すると逃げるめんどくさい系なので

まだちゃらい白髪兄さんのほうがいいだろ……

主人公はマゾなのか……と点目になりながら

読む羽目になるのでした。

せめて制裁系ヒロインならいいんですけど!殴らせろ!!

 

血縁関係が複雑で、実の母子と

義理の母子とでは後者のほうが

「なかよし」になっていたなどなど

いや、そうはならんのでないかい、

愛パワーで良い感じにまとめないで!

という描写も起こるのであった。

 

末っ子くんのエピソードは

まあ読めるほうでよかったかな〜。

ペットのにっぽりくんが大変かわいい、

主人公いっそこっちにしません!?とは

思ったのでした、おしまい。