奎宿と鈴乃が出会うところは
読んだ覚えがあるので
ここで休載だったかな?
以下、感想です。
震災の混乱の中、手放してしまった
「四神天地書」に遭遇する鈴乃ちゃんですが
後輩の倉田さんが興味を持ったのを止めようと
そのまま持ち帰ってしまうのだった。
この後輩さん、なかよしというわけではないのですが
鈴乃ちゃんは変わり者であると思いつつも
絵に対する経緯を隠さない子なので
何かしら今後の鍵となるキャラなのかしらん。
同期の見舞いの後、早く軍に戻ろうと
あせる正次に対して鈴乃ちゃんは
求婚を受けると答えるのでした。
彼女の戦争観については先の大戦の最中に
どう生きてきたのか、悩ましく思える。
晴れていいなずけとなった
二人なのですが、食事の支度中に
手を出してくる正次なので
だからそういうとこだよ、渡瀬男子!!と
思っちゃうのでした←
求婚を受けたものの、罪の意識を
抱え込んでしまっている鈴乃ちゃんは
日曜夜に本を学校に戻すべく
制服を着て外に向かうのですが。
嫌な視線を向けていた兵学校生たちに
襲われてしまうというくだりに
男への嫉妬を女で発露する男集団の
いやらしさがにじみでている!
服をたくしあげられる時の苦しさに
寧蘭に襲われた過去を重ねてしまった
鈴乃ちゃんは、再び本の世界に
飛び込んでしまうのでした……
そして再開した寧蘭の場面から
あれ?あの時から時間がさほど
本の中では経っていない??と
読者に気づかせつつ、鮮やかに
奎宿が登場するのであった~。
巫女の物語を現実世界でたどる役は
及川先生になるのだな……大杉さんは読めた
多喜子の物語は、もう上書きされてしまっているので
彼の想いも救われるとよいのですけど。
鈴乃ちゃんは二人目の巫女ということで
巫女のイメージが玄武の巫女・奥田多喜子で
この世界に流布してしまっているの
た、大変そう~と感じたのは後に正解と判明する。
カサル・カルム兄弟を探すために
奎宿を頼る一方、偽の巫女として
宮中に潜り込んでいる寧蘭は
鈴乃ちゃんに敵意ましましである。
道中、旅の術士と名乗る男から
鈴乃ちゃんは物を受け取ってしまいますが
見覚えのある男は呪術師と呼ばれており
嫌な予感しかしないのだ。
何も知らない鈴乃ちゃんに対し
西廊国の土地について説明してくれる
奎宿ですが、これは砂漠化が進行している国を
水と緑の豊かな大地に再生させるのが大筋なのかな?
身分を偽ったまま皇帝に謁見する寧蘭は
巫女の証を自ら出すことができないが
呪術師の助力で光を放つことに成功した!
やはり異聞のキャラであったか~と確信できたのでした。
異常な体調の崩し方をしている鈴乃ちゃんは
やっとカサル・カルム兄弟に再会しますが
倒れ込んでしまう上に、向こうは
動揺しているようですが……?
呪術師に受けた呪いを解くために
手伝うよう頼まれるカルムくんが
下着姿の鈴乃ちゃんに赤面してるの
新鮮だな……こっちが婁宿かな??
回復した鈴乃ちゃんと兄弟は
やっと話ができるのですが
本の中では七日しか経っていない!
十年と一週間が同じは驚くよ!!
寧蘭が本物ではないと見抜いた
奎宿の話を聞いても、神獣の生贄の件を
知っている鈴乃ちゃんは乗り気ではないのですが、
反発するカルムくんがかわいいな。
皇帝は皇帝で色々抱えているようなので
鈴乃ちゃんがすぐ巫女として
認められない状態でよかったのかも……
色んな思惑が交差しておりますね。
村の装束に着替えた鈴乃ちゃんが
とてもかわいい!アジア系には
アジア系に似合う衣装があるんだよ!!
カサルの天然たらしが発動している~。
災害から生き残った兄弟が
故郷の植物で大地を豊かにしたいという
夢を語る場面にて、カルムくんの
やきもき感が見えてよい……
鈴乃ちゃんのほうは、君の父なら
君自身の幸福を願うだろう、と語る
カサルに惹かれてますが、
彼女ファザコンですもんね←
寧蘭側が放った刺客の獣人に
狙われる鈴乃ちゃんですが
身を挺して守ってくれたのは
カサルであった!
奎宿の助太刀で木の上に逃げる
鈴乃ちゃんですが、絶体絶命の
ピンチにカルムくんの力が目覚め
彼が婁宿その人であると判明する!!
婁宿はどっちなんだ問題が
最悪の展開にて解決されることとなり
巫女になることを受け入れられない
鈴乃ちゃんはこの先どうなっていくのか?
という気になる引きで続刊となるのです~。
以下、カプ語りなので少し開けます。
☆☆☆
婁宿が誰なのかやっとわかりましたが
出会いが8才の少女と12才の少年で
再会が18才の少女と12才の少年。
出会いが8才の少女と12才の少年で
再会が18才の少女と12才の少年!(二回目)
五年以上、婁宿は弟くん派でしたので
ちびっこコンビ・未来のカプ候補が
かわいいね~の第一巻が序章すぎた。
鈴乃と婁宿の恋物語とのつきあいは
二十年以上になりますけれど
(そして一番星ではあったんですけど)
おねショタ……?おねショタとは聞いてないぞ!?
とはいえ鈴乃ちゃんが本の世界に
行ったきりということは考えられないので
この先何度か別れが発生するタイミングにて
婁宿くんの年齢が上がるのか?と思ったのですが
奎宿との年齢差を考えると、昴宿の能力が
関係する可能性もあるのか……
あと10巻とは言わないので、5巻ぐらいは
お姉さんと少年で行ってほしいものです!!