アニメ版『夏目友人帳』第一期

 

せっかくなので見返しているところですが

オリジナル要素を組み込むの

難しいほうの原作なんだよな~。

 

以下、感想です。

 

 

 

レギュラーに当時の大物声優がそろっているのは

気合を入れてくれてありがとう!!と思ってます。

ニャンコ先生と名取さんはずっけえや。

 

丁寧な取材がもたらした、美しい

熊本・里山の景色はいいですね~。

今は鬼籍入りした役者さんの

お芝居もあるのがうれしいせつない。

 

短編から始まった作品なので

一度限りのゲストさんが多いのですが

そのゲストも準レギュラーとして迎え

次のシリーズを狙う姿勢は正直嫌いではない。

 

しかし初回のむちゃぶりな行動が

続行されてしまっている笹田さんは

緑川キャラっぽくないんだよな~、

子狐ちゃんはかわいいんだけどな~、と

締めのエピソードでもうなってしまった。

 

☆☆☆

 

原作がブレイクする助けになってくれて

ありがとう!とは思っているのですが←

緑川作品の最大の持ち味である

「ひやっとする」部分は絶妙に抜かれているので

筋立ては同じのはずだけど、

なんか薄味……と感じてしまうんだよな~。

 

台詞の細部を調整するだけで

ここまで味わいが変わるのは

逆に興味深いのです。

朗読劇だったら容赦なくできそうだが。

 

『緋色の椅子』や『アツイヒビ』を

映像化できるチームが夏目やったら

どうなるんだろう?という好奇心はありますが

まあ実現されることはないのだろう。

最近の夏目はやさしくなりましたしね!