『ストップ!!ひばりくん!』

 

江口寿史の作品、

コンプリート・エディション版全3巻。

 

なぜか実家には単行本の

1巻だけがずっと置いてあり

子ども心にひばりくんよりも

白いワニの印象が強かったのだ~。

 

以下、感想です。

 

 

 

ひばり「ちゃん」が色々伏せたまま

女の子として高校に通っていたり、

カジュアルやくざのおうちであったり、

不良でなくとも酒を飲むしタバコを吸うし、

のぞきが連帯イベントとして発生するし、

単行本1巻分だけでも、しょ、昭和~!!とはなるのですが。

 

無駄のない、選び抜かれた描線と

なつかしいネタを盛り込んだギャグ、

コマのテンポの速さは

今読んでも楽しいのですよね!!

 

しかし痴漢行為「されて」気持ちいいは

「男性」の発想だな……と

あえて属性くくってしまう。

 

連載中断のまま未完となってしまった

作品なので、後半は展開に作者さんが

苦しんでいる節が見えてしまうこともあり

《これでおしまい》と言い切るあとがきが

逆にほっとする印象である~。

 

続いていたらどうなってたんでしょうね?

私は初読の時からつばめちゃん派でしたので

彼女「が」耕作くんを好きなら

くっついてほしかった派です(きっぱり)!!