『ヤマトタケル』

 

安彦良和の作品、全6巻。

 

古代「ファンタジー」大人気キャラこと

ヤマトタケルは実在していた説を取り、

描かれている作品ではありますが。

 

単行本巻末に2013年講演会採録があり

《天皇制というものに対する違和感というものは

ずっと持ち続けております》と語る作家さんなので

まあ安心して読める状態ではありますね~。

 

以下、感想です。

 

 

 

各地の「蛮族」を平定し

天皇を頂点とする大和国家の

安寧期を築く一角であった人物、

ということでほぼ戦記物となりまして

行く先々の有力な家の娘とちちくりあう()

 

山岸凉子版で女性の人数減らしたのは

正解だったよね!!

 

女性描写は征服側作品ということで

テコ入れしようがないのですが、

ヤマトタケルに運命を狂わされた

女がぞろんぞろん登場するのは

きっついわー。作品の台詞回しが古風なので

冒頭の表現使いました!なつかしい!!

 

安彦さんもわりと役者さんが

共通してるほうですが

大和に置いてきた奥さんが

ミライさんっぽいのは好き~。

セイラさんもおったな(爆)

 

女性陣の中で目立っているのは

熊襲の娘・鹿文さんで、

これ絶対仇討ちできないパターンだ~

←予想通りとどめを刺せなかった、なので

気の毒すぎではある……