『メダリスト』

 

つるまいかだの作品、既刊11巻。

 

最近は抜けつつあるとはいえ、元スケオタということもあり

はまりそうな予感しかしないので極力避けておこう……

と思っていたのですが←アニメ化まで

行ってしまったのであきらめて読みました(爆)

 

以下、感想です。

 

 

 

作者さんの初連載ということで

序盤はまだ「マンガ」慣れしていない

粗削りさが残った画面と、萎縮しきったW主人公と、

子どもの習いごとを取り巻くあれこれにて

1巻試し読みでも、まだ作品が輝きを放つ前という状態でして。

 

以前読んだ時はこのあたりもあって

続き……どうしよう?となった覚えもありますね~。

習いごと云々はもう親目線になるので内臓きりきりする……

 

いのりちゃんが徐々に「てっぺん」を目指すにふさわしい

強者マインドを備えた少女であること(光ちゃんとの出会いに片鱗はある)

彼女のコーチとなる司先生が「能力」を持った

優秀なアイスダンサーであること、そして二人が出会う

仲間であり味方であり「敵」でもある、老若男女の皆さんがそろうことで

フィギュアスケートという競技の「魔物」に読者が引き込まれるのであった~。

 

今はまたルールが変わってるんだろうなと思いつつも

選手の皆さんが高難易度技を決めたページで

一瞬息止めてしまうの、もう試合見てる時と

同じ感覚であるな……最後に見たのいつか忘れたけど。

 

そして本格的な試合になってしまうと

スケートのルールわかりませんという

皆さんにも、頼りになる解説者キャラが

登場するという技も良きですね~。

カードゲームの例え、とても良い……

 

自分が指導する選手が強豪の仲間入りしたことで

司先生と強豪コーチとの交流も生まれる中

スケートに限りませんが、女子スポーツ選手の

「成長」問題にも触れるのがとてもよかったです。

 

このあたりは『舞姫 テレプシコーラ』に

通じる部分であったりしますね。

もぐもぐ食べる六花ちゃんと比べて千花ちゃん、

明らかに栄養不足で身長止まってたもんな……

 

司先生筆頭(生徒を「さん」呼びするのいいね!!)

子どもを「子ども」として誠実に向き合う

大人がいてくれる物語世界なので(ラスボスは除く)

《現実と違って》権力関係に基づくいびつな恋愛に

スケーターたちが巻き込まれることはないのだろう、という

安心感がいいですね。逆にカプリング妄想がはかどりますね!

 

物語のWラスボスに設定されている

光ちゃん・純さんが、ちょっと極端なぐらい

《何このひと怖い》に魅力が振られている状態ですが

彼らもちゃんと「ひと」であるというお話が

この先増えていく予感もあるので気になります。

 

以下、カプリング妄想含めた

キャラ語りになるので

しばし空けます~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

こんなに濃ゆい関係勢ぞろいならきっと

選手のGLとコーチのBLが(スケート界にHLは求めてない・爆)

某所にあふれてるんだろうなとわくわくと検索したら

まだ……開墾が始まったばかりなのかな!?

 

アニメ化したら司先生のカプリングが

どわ――!!っと増殖するのを楽しみにしてます←

でも自分的に、相手役まだ定まってなくてね……

純さんよりはジャッキー先生のほうが←←

 

はまるとわかっていても作品回避していたの

現実でスケオタやっていくのに「疲れて」

しまったことも大きいのですが

ショタコンレーダーに引っかかりそうな

男の子がいまして……

 

そう!序盤からこの子何かのイベントで

手のひらローリング展開が来る予兆があった

理凰くんのことですよ!!

 

しかも恋愛面ではなく

男性(司先生)を取り合う三角関係でも

女性(光ちゃん)を取り合う三角関係でも

いのりちゃんとライバルになる!という

めちゃくちゃおいし…げほんげほん、

理想の不憫(伏せてねえ)ショタじゃないですか!!??という。

 

もう業なので、フィクションキャラに対して

ショタコンである罰として焼かれることを

引き受けるしかないんだろうねえ……