『DEVILMAN crybaby』

 

Netflix作品(リンクはこちら)。

 

いつか見ようと思いつつ

重い腰を上げてやっと見ました~。

 

今この瞬間、世界のどこかで起きているかもしれない

お話として原作を最後まで映像化したのはもちろん、

サイケデリック色彩にてセックスとバイオレンスを

余すことなく描写したのは高評価ですわね~。

 

クソ野郎が悲惨な死に方するの良かったけど

不満があるのは男の愛の描き方ですわ(爆)

女同士は最高であった!!

 

以下、感想です。

 

 

 

私は原作をそのまんま映像化するなら

原作を読みます、そっちのほうがいいし←

というスタンスの受け手なので。

 

《この作品をご覧になる皆さんは『デビルマン』は

サタンこと飛鳥了が愛してしまった男である

不動明の壮大な戦いの物語であるとご存じでしょうが!!》

という姿勢を隠す気のない()再構成は良い選択と思いました。

 

しかし初出のマガジン版ではその執着を隠せたものの

加筆版にて、それどころか他作品においても、

なぜ私と明は結ばれないのだ!?という行為を

繰り返し続けているサタンさん成分も取り込まれた結果

過去一めんどくさい版の飛鳥了が爆誕しているのだった(笑)

 

なんでおまえが選ばれないのかって、おまえが

どこの時空でも美樹ちゃん殺しちゃうからだよ!

奪うばかりで与えないから愛されないんだよ!!

ばーかばーか!!!と過去一「与える」女性に

飛躍を遂げた美樹ちゃんの非業の死に向き合う

辛さを隠すために←罵るはめになりましたわよ。

 

牧村一家の悲劇から拷問要素がなくなったのは

逃げじゃないかなあ?と思ってしまうのですけど

美樹ちゃんの発信からデビルマンたちが結託する展開は

よかったですね……猫ちゃんはいつ悪魔化したんだい??

 

デビルマンになると身体能力が人並外れる、という

あたりをふだんスポーツをしているキャラ中心に

見せていくのは、バトンの演出も相まってよかったな~。

悪魔側についた野郎は要らんキャラと思いましたが()

 

お互いがちゃんと衝突し和解した上で

美樹ちゃんとミーコちゃんが暴徒に襲われた家から

駆け出していく場面の解放感すばらしいけど

「今」一緒にいるということは

助からないんだな、と泣いてしまった。

 

ところで私はカイムがシレーヌに与えた

「血まみれでも君は美しい」と語る

+体を差し出すという愛が大・大・大好物なんですけれど、

あれは最後の最後にそれほど愛していると明かすから

ロマンチックなのであって、途中に下心見せちゃうの

がっかりするー、あそこの解釈違いが一番合わなかったぜ!!