まだ少年だった頃のルパンのお話~。
彼の生い立ちもゴルゴばりに
バージョンがあり、それぞれ面白い……
ぐらいでいい気がしている。
今作はファーストシリーズに寄せた
まだ日本が占領地であった時代を
意識したシナリオでしたね~。
全体としては、二世が古川さんなのが
ずっけえな!!(ほめてます)
以下、感想です。
畠中ルパンと武内次元が
すでに演じた役者たちの芝居を
研究した上で「ティーン」の彼らを
演じているのは見事だったな~。
少年ルパンがルパン三世になる物語、を
この6話のエピソードで完成させてしまったので
米軍の酒を盗んだぜ!!みたいな悪ガキ時代を
もっと見たかった気もするのです。
1クールは欲しかったね←
私はルパン曲=山下サウンドなので
大友さんがアレンジ効かせつつも
演奏してくれたの素敵だった~。
CDは出てないのかしらん??
ヒロインの洋子さんが明らかに
死にそうなコテコテ造形だけど←
少女の時に出会った恩ある男性を裏切れない、
それでも主人公に対する時は「お姉さん」なのだ
という点では好きだったので、すごく残念~。
米軍が当然いるし、道路は整備されてないし
空気も水も工場排出物で汚いという背景と合わせ
飲むわ撃つわおれたちアウトローだぜ!!という
少年たちが大暴れするのは楽しかったのですけれど。
時代背景としてその描き方は間違っていないが
視聴者は現代に生きているため
その資本主義者、共産主義者の「悪」の
描き方はどちらに傾いているのか??の
配慮が足りないかな……と思えるところもあるのでした。