真船一雄の作品、全44巻。
このタイトルで完結後、しばし間がある
というわけではなく最終章となる
『Doctor K』にすぐ続いたようです。
以下、感想です。
『K2』内でもたびたび描写される、爆発と共に
登場する世紀末覇者のようないでたちのKAZUYAさん、
連載初期の粗削りながら魅力的な絵の合わせ技にて
続編よりも「暴」の印象が強いのですけれど。
物語が続いていくにつれ、作家・真船さんの
人間の善性を信じる優しい強さが
どのキャラにも色濃く出てくるのが見事ですね~。
長期連載作品の面白いところは
初期に描写されていた内容が
後期だと変わっていることにもあるので
当時の内容は(注釈はいるけど)残してほしい派です。
「高校球児」をがんばりたい女の子あたりも
今なら途中の描写が変わるでしょうね~。
でも盗撮少年は直そうがアウトだな!!
野球筆頭、スポーツ回の伝統はすでに始まっており
ちょくちょく挟まる時代劇回は
私も大好きなので、ぜひ『K2』でも
挟んでほしいな!!(ガチャも時代劇キャラだった~)
最後のほうではなぜか、学校医編となり
高校生たちの事件簿状態になっていたのは
当時の掲載作と合わせて考えたほうが
いいのかな?それでも面白いのですけど!