年越ししてしまいましたが
本編の最終巻となります!
終盤の展開は何回読んでも
泣いてしまうんだよなあ……
以下、感想です。
真相が判明したことで
スカーレットの復讐実力行使が
開始されるのですが
一番最初は父親なの、そうだよね〜。
ランドルフさんの抱え込んでいるものを
コニー嬢が軽くしてくれるのでは?と
思わせる葬儀のやりとりからの
諜報員と判明したキンバリーとの
大立ち回りなのである。
悪役として上手く逃げ回っていた
デボラが追いつめられたことで
ルチアとレティが危ない目に遭うのは
しんどい展開なのですが、
悲惨な過去を「通過」しているルチア嬢は
王子さまの懐刀になれるぐらいたくましいのだった!
怪しい埠頭に主人公たちが乗り込んだところで
銃撃戦となり、落ち着いてから
ラブシーンが展開されるのは
にまにましながら読むところですね。
月が輝いているんだあ……!!
しかしメインキャラたちが敵を追いつめていると
いうところで、敵方も大きく動くことになり
コニー嬢の「自白」から公開処刑までの
展開が早い早すぎる、閣下かわいそう←
物語に登場してきた人物たちがみな
コニーを救うために、一方で敵方は
長年の計画を完遂するために動くのですが
ここでセシリア王太子妃の過去が明らかになるの
鮮やかですよね……!!
コニー嬢&スカーレットは最強の
バディ・コンビとして好きではありますが
(閣下入れてのトライアングルも美味しい)
個人として一番好きなのは
セシリア王太子妃のようなタイプでして!!
心の中に薄暗いものをずっと抱えていて、
でも光の女の子を知っているからこそ
そのふるまいを模倣することもできる、
最後にはちゃんと「選択」する意志も力も
持ち合わせている女性なんですよ〜。
悪であることを引き受けるタイプは好きなのだ。
コニーの公開処刑の場は
まるでオセロで完全勝利するごとく
あっという間にコマがそろっていくので
アニメで味わいたいのですよね!!
乗り込んできた元大国の
幽閉されている王女(王位継承権有り)の
部下と自称していた女性が
まさかのご本人で、君主宣誓するの
かっこよすぎる——!!
本国の戴冠式もさぞ壮観であろう。
コニーの冤罪が判明したところで
めでたしめでたしとはならず、
危うく大怪我をするところで
助けてくれるのは閣下ではなく
スカーレットなの美味しすぎる……
そして満足して成仏したかと思いきや
何度でも助けにきてくれて
「一生」そばにいてくれるという
最強幽霊さんなのである、結婚してるようなもんだ←
スカーレットが成仏したのであろう場面の
直後で、物語が本当に始まった瞬間が
改めて語られるのは、涙なしには読めないのだ。
今回書き下ろされた短編では、やはり
コニー嬢とスカーレットとをセットで
婚約したような状態と自覚してしまった
閣下とスカーレットのちょっとした争い
(間に挟まれるコニー)が描かれるのでした。
閣下も幽霊見えるようになったら
ますます大変になるであろうな……
三人で結婚するのだとあきらめてくれい!!