『伊勢物語』

 

木原敏江の作品。

 

巻末のガイドにて

木原デザインのきらきら貴公子

在原業平ではなく、史実に寄せた

まろ貴族の在原業平が登場するの、

古典の見せ方が鮮やかですね~。

 

以下、感想です。

 

 

 

有名どころ含む、全5話のうち

業平のエピソードは3本となりますが

彼が主人公であってもそうでなくとも

男女の恋物語の見せ方が鮮やかですね。

 

教科書にも掲載されている

「芥川」が第1話ですけれど

《鬼にさらわれた姫》の鬼とははて

何を指しているのか、の演出が素敵~!!

 

現代に生きる私たちから見て

どう映るのだろう、という視点を

軽視しない構成となっているのが

後世に古典を語り直す良さでありますね。