『はみだしっ子』PART1

 

三原順の作品。

 

ノルマは月一にして

感想書いていこうと思います~。

余裕があれば、月二、三…と増やしたいですね。

 

他にもカテゴリー設けて

感想記事を書こうかと考えた作品ですが。

 

・佐藤史生『夢見る惑星』他

・水樹和佳子『イティハーサ』

・山田ミネコ『最終戦争』シリーズ

 

……私の好きな少女マンガの年代は、今さら問うまい。

しかしながら暗い、いや読み手を選ぶマニアックなSFばかり(汗)

まあ、楽しい話は一回の記事ですみますからね。

いっそ雑誌『グレープフルーツ』の感想書いてもいいんだが。

 

ということで!

「PART1 われらはみだしっ子」

感想スタート。

 

※19.07.05に加筆・修正※

 

 

 

記念すべき第一話。

 

まだ慣らし運転ではありますが

『はみだしっ子』らしさが出ていますね。

 

初めて読んだのは小学生五年生の時で

おしいれをあさっていたら、発掘。

かわいい表紙にひかれて手にとったはずです。

……そのあと、大変な目にあうともしらずに(汗)

 

第一話読了時では

とても重い話で、頭にひびく言葉は辛いけれど

自分の力で歩いていく少年たちが素敵だな、と思いました。

 

その頃には70年代、80年代の少女マンガ

いっぱい読んでましたし、

重い話には慣れているほうでしたしね。

……ふっ、見通しが甘かったぜ、十歳の自分……

 

それにしても……

この頃のグレアムはかわいかったねぇ~!!

物語が進むにつれて

この頃の四人がどんどん遠ざかっていく……

あんまり辛いので、1巻ばかり読んでたなぁ。

 

こそこそ読んでいた作品は

いつのまにか処分されることも多く……

中学生の頃、読み返したくて探したら

すでになかった『はみだしっ子』です(泣)

うちの母は本の入れ替えが早いのだ。

なのでしばらく記憶の奥底に眠っていました。

大学生になって読み返したら

あっという間にあの頃の感覚がよみがえりました。

 

もっと早く主張して、ゆずってもらっとけばよかったな……

順さんの、時に一ページ20コマを越える緻密なコマ割と

コマの中の密度のすさまじさは

コミックスでも大変だったのに

さらに小さい文庫本だと読むのがしんどいのです~。

 

☆☆☆

 

最後に好きな場面。

「はみだしっ子」は合間合間に

楽しい場面、かわいい場面がたくさんあるんですv v

 

冒頭、四人が子猫を抱きかかえるところ。

 

喫茶店でお客さんとの一悶着後

アンジーがココアを用意して

みんなにはい!とさしだすところ。

 

四人でローリーのために雪馬をつくるところ。

 

お客さんにアンジーが松葉杖だとからかわれ……

(記憶にあるのは「びっこ」なのですが。修正されたのか?)

四人で格闘したあと、謝るアンジーに

三人がおいで、と呼びかけるところ。

 

一番好きなのはやはり

サーニンが紳士の前で三人のためにがんばるところ、ですね。