Netflix作品(配信はこちら)。
動物や幻想世界のデザイン、
アニメーションと音楽は
とてもすばらしかったのですが。
あれ?原作こんなに
シリアスだったか??という
《異世界に渡り帰還する》要素を
重視した仕上がりなので
ファン向けではなかったように思う……
以下、感想です。
作者さん、世界恐慌の経験者では
あったな……ということで
「my father」であるエルマー少年が
直面するのも、おそらくその経済危機で。
もう親目線で見てしまうので
幼子を抱えたまま独りで
(父親が死別か生き別れか不明)
生活していかなければいかん母親描写が
し、しんど——!!となってしまうのでした。
(多分ここピックアップしてなかったはず)
猫がしゃべりだしてから、本当のことかも
謎のまま、ドラゴンを探す冒険に出る!
というわりと楽しいパートもさくっと終わり
住んでいる島の危機に直面している
動物たちの重苦しさがやってくるのでした。
動物たちの特徴をちょっと極端化した
デザインの数々は一見の価値ありです。
ワニの群れがかわいかった〜。
動物たちのまとめ役さんの苦悩も
百年前の詳細を知るカメが死んでいた、
訪れたドラゴンは無知の臆病者、という
事実を知るとわかってしまうしな……
エルマーが思ったことをすぐ口に出す
タイプだからこそ、ドラゴンとも
友だちになれたとも言えるのですが
仲違いのパートとかも寄り添えなかったね〜。
帰還した時にあまり時間が経過していなさそうなのと
まわりの人間との関係がやわらかくなっていたのは
家出事件の余波か魔法かは不明なのです。
手持ちアイテムで創意工夫するパートが
原作にはあった覚えがあるんですけど
私の記憶違いなのかな……今度読み返すか。