『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』第8巻

 

なんで紫なんだろう?と読み進めたら

その展開をやってくれるとは!

さすが「期待」を裏切らないぜ!!と

燃えたぎった最新刊なのでした。

 

アニメのほうも、アメン関係者の

皆さんはそろうようで来年が楽しみです~。

 

以下、感想です。

 

 

 

各地から帝都に駆けつけた応援の皆さん!

という形で、第1話から登場している

あの人やこの人たちがじゃんじゃん出てくるの

うおー!最後までアニメ化してくれ!!と

こちらも燃えますね~。

 

魔王が封印されているてっぺんを目指し

巨大ロボで最速最短を狙うレッドたち!

当然分断策を取ってくる魔王族!!熱いね。

 

分断策を想定済みのチームなので

レッドも静かに最上階を目指すわけですが

分けられた四組それぞれのバトルが

切って落とされるわけです!!

 

まず本格的に描かれるのは

イドラ嬢とシャウハの戦いですが

対話をあきらめないために

まずはぶっ倒す!と宣言する

ヒロインがとても頼もしい~。

 

心理戦も忘れない、魔王サイド

最強の魔法使い・シャウハを前に

一歩も引かないどころか、動揺させるの

(やはりイドシャウなのか……)

さすが我らのイドラ嬢なのですが

見覚えのあるデザインの加工マナメタルを

取り出してからの彼女はすごいよ!?

 

イドラ「”コレ”言うの」「いざとなると ちょっと照れるわね」

 「絆装チェンジ!!」

 「意志を紡ぎ 未来へ繋ぐ」「相生の魔導士!!」

 「キズナメイガス!!」

 

うおおおお~、ついにイドラが変身した!!

アニメで絶対見たい場面がまた増えた!!!!

さすが「予想」は裏切っても「期待」を

裏切らない作家さんだぜ!!!!!!

 

新たな力で「魔法」を無力化する

王家の杖を破壊したイドラ嬢を前に

シャウハも魔王族の力を解放するのですが

ここから語られる彼女の想いがよかった~。

 

永い時の中で、今は成せなくとも

次の世代へと託していく人間の

まばゆい可能性を見続けた結果

己をみじめにさせる「光」が嫌い、

この千年間で一番強く輝くイドラは。

 

ってそれはもう「愛」ではありませんか!?

と読み進めると、彼女が死んだと思った

シャウハが「もしも」を語るので

やはりそれは「愛」なんですよね!!??

レッドとイドラの愛が描かれてなければ

イドシャウにダイブしたな←

 

父の幻を見たイドラ嬢は

絶体絶命の危機を回避しており

シャウハの想いも聞いてしまっているので

最終決戦後の友情に期待しちゃうぜ~。

 

そしてアメンと因縁の相手の

対決に場面は変わりますが

歴代最弱であろうとも「今」ここに

いるのは己であり、彼らを超えてみせると

宣言するラーニヤも成長したんだね……

 

一気に決める!と奥の手で勝利するも

シャウハと同じく力を解放した

魔王族が立ちふさがるところにて

アジールがさっそうと登場するのは

彼が「本当に」変身する場面が

続くということですね!?と

「期待」し、続刊となるのだった~。

 

巻末おまけがシャウハとイドラの親戚の

過去エピソードなの、薄い本が

厚くなるフォローなのである……