『クロサギ』

 

原案・夏原武、黒丸の作品、全20巻。

 

うぇぶりのほうで読み進めてまして

続きをどうするか~と悩んでいたら

いつの間にか、続編の『新クロサギ』

『新クロサギ 完結編』配信状態に。

(ドラマ化、新作の影響かな?)

 

なので続きも記事作る予定ですが

いったんまとめます。

 

以下、感想です。

 

 

 

2003年連載開始ですので

二十年以上前の作品ではありますが

詐欺の「基本」は変わらないので

皆さん、読んでくれ……!!

 

だまされるの「いいひと」ぞろいだな~と

思いつつ、自分がターゲットにならない

保証もないので注意しております。

 

なんで「いい話」に乗っかっちゃうんだろう、

ホモサピエンスなんてろくでもない

個人ぞろいであるというのに←という

ブーメラン思考を備えている個体でも

おばあちゃんの自殺未遂はきつかった……

 

しかし闇サイト詐欺において

《強盗犯といった凶悪犯罪の募集はない》と

識者(大学の先生)が語るのですが

あの頃よりさらに景気が悪化すると……ではある。

 

☆☆☆

 

初期はヒロインである氷柱ちゃんに対し

いわゆる読者からの「感情コントロール」に

困ってるようなエピソードを積み重ねてますが

黒崎くんの猫がわりと不具合を解消しているように思う←

 

この猫さんも「悪い人間」の

被害者(猫?)であった~とわかる

ペットショップ事件が印象的ですね。

氷柱ちゃんが知ることはないですが。

 

二十年前ならあの半野良猫扱いでも

普通ではあったし、わりと大丈夫なんですが

現代にあの飼い方されると困るわな……

 

☆☆☆

 

主人公はかつての被害者がその世界に染まるという

古典的ダークヒーローなんですが。

 

それでもターゲットは詐欺師のみにしぼる、

余波の被害者が出ることに動揺するという

「戦うひとではなかった」性質を備えているので

でこすけ野郎なところも含め

成人女性キラーっぽさ……あるな!?と

こっそり思っているのですが、幸い発揮されないですね←

 

宿敵(後者は違うか?)の親爺さんと白石さんが

《当人にその気はなくとも異性にも同性にもモテる》

《がっつかないが異性からの情事の申し出は断らない》

と「わかる」色男なのもでかそうではある。

 

白石さんと氷柱ちゃんが出会うところ

いい年した大人が「子ども」を

いじめて遊ぶなよ~が初手感想になるの

すまん!とは思っている。