アンディ・ウィアーの作品。
光のSF作家という評判は知っておりましたが
初めて読んだのがこちらでよかったかもしれん。
以下、感想です。
そもそも何故この場所にいるのかわからない
主人公による、現在と過去が交錯する内容で進行し
ユーモアあふれて悲壮感はあまりない語りとはいえ
情報整理しながらだと読み進めにくいな〜とがんばってみると
とある人物の登場によりペースが一気に上がる!という
わかりやすい読者なのでした(爆)
合わないな〜というSF読者が求めているのは
ロッキーという偉大なる宇宙空間の隣人なのであった!!
異星人との交流パートが面白すぎて
ロッキーと主人公がさよならするなんておかしい!
ぶっちゃけページ数的にもう一個山場があるはず!!
と読み進めるとさらに期待を裏切らない展開が続き
最後は異星人の子どもたちの「教師」として終わる、という
まことにさわやかなオチなのでありました。
主人公が地球に帰っても帰らなくとも
彼の生涯は満ち足りて終わるに違いない!
(だまし討ちで宇宙空間に追いやられているしね)
と読者が確信を持てる希望のSFなのでした。