コミカライズ版『アンジェリーク』

 

マンガ・由羅カイリ、全11巻。

キャラクターデザインの方が

描いているので、ゲームのイメージ通りです。

 

自分の性格からして大陸育成に重点を置きそうなので

美形との恋愛ものを堪能するならこちらか?と

ゲームを始める前に1巻購入したところ

一気に読み終えてしまったのであった(爆)

 

以下、感想です。

 

 

 

マンガの画面作りに

実家のような安心感がある……!!

90年代の描線とトーン仕上げ好き~。

 

デザインにおける美少年・美青年を

こちらも「美形」と認識できるのが良い。

(近年のデザインは「作り」を地味に思ってしまうので←)

 

そういう設定なので!とゲームプレイ中は押し通せるが

ひとりの少女(女王候補生)の物語として見た時に

これで良いのか?という部分も

途中の山場で解消しつつ大団円という

一本道のファンタジー作品として見た時の

完成度もすごく高いな~!

 

ダークサイドに対して

思考・行動が明確なキャラぞろいなので

読者がずるずると引きずられることもなく

愛・強さに向き合える、健康的な作品だ!!

 

あとがき通り「古き良き少女漫画テイスト」でした。

十代の主人公にとっての相手役が

少年マンガヒーローテイストのランディなのも

納得ですし(なつかしの、額に布巻いてる系だよ・爆)

何よりもロザリア嬢との友情が熱い~!!

 

コミカライズ版におけるロザリア嬢は

生まれ・才により与えられた環境であろうとも

自身の強さを「選び取る」少女なので

彼女が「悪役令嬢」のモデルというのは

否定されてる説ではありますが

私から見てもデマっぽいですねん。

 

ゲームの中盤(?)ぐらいまで進めてから

(ちびっこだった神官さんが青年になるあたり)

もう一回読み直しましたが、ゲームの細かい要素を

物語に組み込むのうまいな~(ランディの宙返りとか)。

 

多分ドラマCDとかそのあたりの作品展開も

組み込まれているのだろうな?と予測しつつ

このまま広大なジャンルという海に乗り出すか

悩ましいところですね~。