『舞姫 テレプシコーラ』第2部第1巻

 

第1部のショックが大きくて

手を出してなかった第2部です。

冬休みにも入り、ついに

リアルタイムで追っかけていくことになりました。

山岸さん、おてやわらかにね(たぶん、無理でしょう…)。

とりあえず、1巻の感想です。

 

以下ネタバレです。

第1部を読んでない方、見ないほうがいいです。

 

 

 

 

六花(ゆき)ちゃん登場シーンを見て

「まあ、きれいになったのね!」と、親戚のおばさん状態になりました。

批判的なコメントで「別人みたい」というのを見たあとだったので

まさか、刀自古ちゃんぐらいに変わったのかな……と思っていました。

 

でも、どう見ても本人じゃないですか!

この成長の変化を「別人」と言う方は、私には?です。

こどもの成長を、間近で見たことがないのかしらねぇ……

 

ローザンヌへ旅立つ六花ちゃん。過去の回想が次々と訪れます。

茜ちゃんの踊りは、あいかわらず技術だけみたいですね。

クララや黒鳥の踊りも

あなたは難しい技ができるのねぇ……という印象でしたし。

大地くんはロイヤルに留学、さすが王子さま。

 

なんとひとみちゃんはT大の理三を目指すそうです。

ということは、お医者さんになるんですね。

……千花ちゃんのあのセリフを思い出します。

 

さて問題の拓人くん!

かっこよくなっててびーっくり! というか期待以上!

あわてて初登場のコマをひっぱりだして、見比べちゃいました。

彼はかっこよくなっていくんだろうな、とは予想してたのですが

ここまでとは! しかもこれはまだ途上ですもの。

しかし六花ちゃんが拓人くんの気持ちに気づくのは、いつでしょうねぇ……

 

六花ちゃんの踊りですが、すばらしいものになってきていますね。

形がきれいというより、彼女が舞台に立つだけで空間が作られる。

そこがすばらしいと思います(こどものときからね)。

ビデオ審査通過は、運が良かったからとまわりの大人はおっしゃってますが

ローザンヌの審査員には、踊りを見る方がいらっしゃったんじゃないのかな?

いずれわかることでしょうけど。

 

以下核心部分。第1部を読んでない方、引き返してくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

千花ちゃんは、六花ちゃんとずっと一緒にいるんでしょうね。

姉妹が鏡で話すシーン。ちょっと泣きそうになりました。

第1部最終巻は、読んで読んで泣きまくりましたもの。

 

千花ちゃんは六花ちゃんの成長に必要な

死んでいくための役じゃなくて

確かにこの世界に生きていた少女なんだと、描ききった

情けも容赦も抜かりもない山岸さん……

第2部の始まりはゆるやかですけど

もう布石はしいてあると思います。

気をゆるめてはいけませんね~。

 

気になるのはやはりあの

オリエンタルビューティさんですね!

(あの顔を見て厩戸さんを思い出したのは、私だけかなぁ?)

まだ彼女の踊りを、連載のちょっとしたページでしか見てないのですが

やっぱり空美ちゃん……でしょうか。

彼女の六花ちゃんを見たときの

あの表情が空美ちゃんに似ていると思うんですよね……

 

空美ちゃんは髪と顔から判断して

どう見ても栄養失調でしたから

まず栄養をきちんととれば

髪はきれいになるし、顔も整ってくる。

六花ちゃんは顔が変化せずに成長するタイプですけど、

空美ちゃんは劇的に顔が変化して成長するタイプではないかな。

おばさんも美人ですしね。

 

アメリカは「あれ」の対策が

(日本に比べれば)きちんとしている国ですから

空美ちゃんの才能に気づいた方が仲介に入って

彼女を引き取って名前を変えさせる、くらいはできたんじゃないかなぁ?

「あれ」では取り締まりだけじゃなく

被害少女のフォローもきちんとしないといけないですし……

(このあたりは、推測です。間違ってるかもしれません)

 

これからローザンヌが本格的に始まりますね。

ファイトだ、六花ちゃん!