作品への語りからの続きとなります。
※24.09.11、分割記事として公開※
しかし。知っている同年代の子に聞いてまわると、
メイベルとヘイスティングスのカップルに
なかなか賛同してもらえません……!
(『パディントン…』のジェイムズくんが
でてくるせいもあると思われますが)
え~、なんで!?十歳もはなれてないじゃないですか!
メイベルだって、いつまでも十代の女の子じゃないんですよ~。
以下、二人の恋愛を発展するにはどうすればいいのか
私が考えた空想話冒頭。台本調です。
☆☆☆
(外国に行っていたヘイスティングス。
ひさびさにロンドンに帰ってきた。
ポワロの事務所のドアをノックする。
メイベル、ドアを開ける)
ヘイスティングス「ポワロさん、おひさしぶりです」
メイベル「お帰りなさい、ヘイスティングス。今お茶を持ってきますね」
へ「……」
(ヘイスティングス、誰なのかわからず無言のまま。
メイベル別の部屋へ退場)
へ「ポワロさん、今の女性は誰ですか?」
(ポワロ、新聞を読みつつ答える)
ポワロ「何を言っているんですか、ヘイスティングス。メイベルですよ」
へ「え…? 今の女性が、あのメイベル?
ずいぶんかわっていたので気づきませんでした……」
ポ「君は、少女が女性へと変化する数年間を、彼女と離れて暮らしていたわけですからね。
わからなくともしかたがないでしょう」
へ「……」
(メイベル、ティーセット持ってくる)
メ「ヘイスティングス、どうぞ」
ヘ「ああ、ありがとう……」
(戸惑いつつお茶を受けとる。
メイベル、ヘイスティングスの様子には気づかない模様。
明るくポワロに話しかける)
メ「ねえ、ポワロさん。
せっかくヘイスティングスが帰ってきたんですから
ひさしぶりにみんなでお食事に行きませんか? ミス・レモンもさそって」
ポ「いいですね。
シャープ警部にも聞いてみましょうか、今のロンドンは平和ですから」
☆☆☆
こんな感じです。
原作ではある事件で、ヘイスティングスに奥様ができるのですけど
他の方々の設定もけっこうかえてあるんだし、このぐらいいいですよね?
個人的にはジェイムズくんやらマープルさんやらをどんどん投入して、
若い男に負けるな、ヘイスティングス!(笑)という話にしたいのですけどね。
カップルの理想の組み合わせなどの、固定観念は私はないほうです。
メイベルとヘイスティングスも年が離れているからいい、というのとは違うかな。
その人にとって大事なものに共感のできる者同士が
年が近かったり離れていたり、性別が違ったり同じだったり、国が同じだったり違ったり……
恋愛ってそういうものじゃないでしょうか?
あと結びつきもいろんなタイプがあると思うのですよね。
……なんだか長くなりそうなので、この話はおしまいです。