『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』第4巻

 

仲間も増え、旅も順調と思いきや

不穏な予感も芽生えつつある巻です。

 

以下、感想です。

 

 

 

新たな仲間とまっすぐ目的地に向かうと思わせて

都の魔導士より別ルートの提案があり

そちらに向かう四人組、というバランスが良い。

 

勝手につけられていた通信アイテムを

ささっと改造して、双方向にする下りからして

イドラ嬢は優秀な魔法使いなんだよな~。

シャウハとの絆の行方も楽しみなのだ。

 

物語の序盤の舞台でもあった

ギルドに戻った一行ですが

レッドが最初に出会った冒険者たちとの

思い出話に花が咲くのであった~。

 

第一話の浅垣灯悟の涙は

こんなに重いものだったのか……と

物語が進んで初めて開示された情報に

読者は混乱してしまうんだぜ!

 

危険とすでに予測できている街で

子ども時代に戻る魔法にかかってしまう

レッドに対するイドラ嬢の目線が

完全にショタコンのそれなので危うい←

 

領主の息子が魔王族の女と手を組んで

街を子どもだけの理想郷に作り替えていたと

判明するのですが、この敵方お姉さんの

人間標本を悪趣味と思うのと同様

虫からはそう思われてるだろう、は賛同できますね~。

(実行はしないですが!)

 

仲間のピンチを察した浅垣灯悟が

子どものまま、キズナレッドに変身する

場面は圧巻なのですが、爆発に巻き込まれた

真犯人のコレクションは気の毒です。

 

イドラ嬢の呼びかけでレッドは大人の姿を取り戻す!

コピー能力の使い手である敵も

シルバーに妨害されてレッドの予知はできない!!

という熱い展開から、玩具の絆論がスタートするのは

ちょっと笑ってしまいましたが

現実世界も肯定していく語りは良いものだ~。

 

ついにおまけマンガで敵幹部の

お話が始まるのですが

カプリング談義は盛り上がるぜ!