『今日もベランダで』

 

糸川一成の作品、既刊5巻。

 

コミックDAYS移籍連載開始キャンペーンにて

無料開放分全話読みまして

それなりにおもしろかったので書く。

 

「少女マンガ誌」とは無論ベクトルが違うが

「青年マンガ誌」のこてこて恋愛作品を

読みたい!という気分の時におすすめです~。

こてこてにはこてこての良さがあるんじゃ!

 

以下、感想です。

 

 

 

今風の華やかな絵柄と

植物の細やかな描きこみが

魅力的な作家さんですね~。

昔の作品も多分どっかで読んでたな。

 

ベランダガーデニングに勤しむフリーランス(三十代男性)と

ちょっとどじっ子なブレイクし始めた役者(二十代女性)が

お隣同士のベランダを通して交流するという

細部描写のツッコミがおいつかねえ!!という

舞台設計をスルー出来るなら楽しめる塩梅です。

 

相手の正体を知らずに交流を積み重ねた結果とはいえ

わりと序盤から双方「恋愛」面で相手に関心があり

うかつな行動がぼろっと出てくるので

さわやか・中学生のような恋愛を売りにされると

そうか???とはなります。

 

ガーデニングの知識正誤判定はよそにまかせた!!

個人的には虫トークにならないのは

気になっておりますけれど。

 

脇キャラ含め、思考が恋愛優先!の

ある意味で「おめでたい」女性が

ぞろぞろ登場してくるということもあり。

(同期がライバル担当として出るのはちょっとな……)

 

浮いた話を聞きまくっている美容関係者さん、

もう色々経験済みであろう大女優さん、

ヒロインを守り隊のマネージャーさんの存在に

ほっとしてしまうのである~。