『戦隊レッド 異世界で冒険者になる』第1巻

 

中吉小吉の作品。ペンネームが素敵~。

アニメ化おめでとうございます!!

読み始めたらその情報来てびっくらした。

 

読切版(第一話もほぼ同内容)で物語が完成されており

百聞は一見に如かずを体現する作品なのですが

連載版はさらに《戦隊レッドが異世界に来た理由》を

掘り下げているのが魅力ですね~。

 

最初、既刊分全部のまとめ記事にて

書こうと思っていたのですが

どうも次巻は最終決戦っぽいし

予想よりずっこけたので一巻ずつ作成です。

 

作者さん、スーパー戦隊ヒーローだけではなく

仮面ライダー、ウルトラマンもいける口だな!?という

ネタの仕込み具合ですので、アニメ版にて

戦隊ヒーローネタは本家全面協力でいけるでしょうけど

執事さんの名前を「テレスドン」と呼び間違えるところも残してくれ~。

 

以下、感想です。

 

 

 

近年新作が増えている「露悪系」戦隊モノは

結構前の「戦隊」イメージで止まっているものが

多いという勝手な印象を抱いておりますが

(なんせ平成中期すら欠けているので……)

最新作もチェックしていそうな作家さんが

全力パロディをするのは良いものだ~と浸れます。

 

アニメ化して人気がさらに爆発したら

作中グッズを「そのまま」商品化してくれ!と

いうアイテムのオンパレードですが

やはり巨大ロボは欠かせないですよ!!

私は「第一話」で出してることに敬意を表したい……

 

戦隊ヒーローあるあるなネタに対し

(わかりやすいのは変身・大技爆発ですねん)

異世界のヒロインが地に足の着いた

ツッコミを入れているのが好印象です。

 

とはいえ聡明かつ優秀な魔法使いである彼女の服装が

戦隊ヒーローの敵役サイドのビキニアーマー(?)ほど

攻撃力高そうではないのに、露出が多めという

謎衣装なので(異世界転生ものになじみがない!)

きっと最強防御魔法がかかっているに違いない!!という

設定を追加必須ですわね、二次創作するなら←

 

恋愛要素については、第二話の時点で

「可愛いって言うより美人系だもんな!」発言があり

天然たらし疑惑が発生するものの、

べっぴんさんとの訳あり描写がさしこまれるレッドなので

最初から否定的ではないのでした。

 

仲間となる王族のお姫さまがはれんち場面を見て

わくわくしているのすごく好き!

おまけマンガにて、本来の世界での

レッドの活躍も見られるのが楽しいんだぜ!!