『暁の回廊』

 

長岡良子の作品。

古本屋で見つけたので買ってみました。全四巻。

しかし肝心の三巻がなかったのです~。

これはあとで買います。

 

彼女の「古代幻想ロマンシリーズ」が好きなので

楽しめました♪

 

以下、ネタバレです。

 

※19.06.18に加筆・修正※

 

 

 

主人公は阿刀(のちの道昭)

葛城皇子(のちの天智天皇)を軸に物語は進みます。

阿刀が14歳の葛城皇子に仕えはじめてから

大化の改新、遣唐使の派遣までのお話です。

 

もう、名前がね……

見てるだけでにやにやしてしまうのですよ。

 

葛城皇子、古人皇子、間人皇女、宝女王(皇極天皇)、舒明天皇、

蘇我蝦夷、蘇我入鹿、倉山田石川麻呂、阿倍内麻呂、

山背王、舂米、役小角、秦河勝、南淵請安、中臣鎌足、額田王……

(全部わかります?)

 

「古代幻想ロマンシリーズ」とは

絵柄や表現などは変わっているため

(別シリーズ扱いになると思う)

これはこれでよかったです。

 

最初の頃は少年たちの話なので、にぎやかに読めます。

(乙巳の変あたりはしんどかった……うう)

ちなみに「古代…」だと、私的に『夢の奥城』がベストです。

これの主人公は倭姫王(古人皇子の娘、のちの天智天皇皇后)。

どれもおもしろいから好きですけどね。

 

私の飛鳥時代の覚え方は

山岸凉子、長岡良子の二氏の作品を利用することでした。

高校生の時すごく助かりました~

マンガのイメージで覚えられるんですもの。

 

飛鳥時代を題材にしたマンガでは

里中満智子の『天上の虹』、池田理代子の『聖徳太子』

大和和紀の『天の果て 地の限り』なども読みましたが。

 

一番好みであるのは、長岡さんの作品。

一番すごいと思うのは、山岸さんの作品。

 

山岸さんだと『青青の時代』などもおすすめですね。

こわい卑弥呼さんの話……