『舞姫 テレプシコーラ』第2部第29回

 

発売日直後からアクセスしてくださった方々

大変お待たせしました!!

 

左でもつぶやいておりますが

(2010年当時はツイッターウィジェットを

ブログの左の欄に設置しておりました)

来月号で最終回となります。

長かったような短かったような……

 

最終回の文字を見てしまったので

第1部1巻から読み直し(笑)

そちらの感想も含めます。

 

以下ネタバレです。

 

※19.06.14に加筆・修正※

 

 

 

簡単なあらすじ。

 

受賞者として名前を呼ばれるものの

間違いではないかととまどう六花。

舞台袖でじたばたしていると

ローラに早く出るよう日本語で呼びかけられる。

賞のプレゼンターはN氏。

そしてゴールドメダルはローラ・チャン!

 

六花が受賞したのは「振付奨励賞」

審査対象となった課題のすべてで

最高得点を獲得したことが理由。

 

六花にはN氏のHバレエ学校からスカラシップ付きのオファーがくる。

オファーカードを隠していたのはN氏だとも判明し

六花はそのオファーを受けることに。

一方ボジョリー氏は一度会場を出るが

受賞した子が貝塚のあの子だと思い当たり引き返す。

 

パーティー会場にて。

ケントもHバレエ学校に進むことに六花は喜ぶ。

謎の二人組はローラの関係者であることがわかる。

六花は彼女に近づき、言葉をかける。

「空美ちゃんでしょう?」

 

☆☆☆

 

今月号は立ち読み厳禁ですね。

不審人物になること間違いなし(爆)

私は途中であきらめてレジに直行しました(笑)

 

六花ちゃんの振付奨励賞!!

ローラのゴールドメダル!!

ケントくんに手を引かれてのスリーショットは感激。

よかったねぇ、みんな。といううるうる状態に。

 

やっぱり六花ちゃんは振付関連の受賞だったんですね。

あの「ボレロ」や「ジゼル」が最高得点!!

すごいなぁ……でもそれだけとも思えない。

1位のローラと2位のケントくんに振り付けたも同然だし

ビデオの謎も気になる……

 

次号最終回の文字を見て、え~!!となりました。

あと1回で伏線(?)回収しきれるのかなぁ……

という下世話な読者でごめんなさい(汗)

とりあえず気になるところをピックアップ。

 

 

☆ローラ=空美ちゃん

空美ちゃんってハナペチャに描いてありますか??

彼女をハナペチャだと評価したのはあの業界の人とかですよね。

他の人たちは男の子みたい、とは感じているものの

パーツについて細かくコメントしていない。

山岸さんの作品の場合、作中人物の説明よりも

絵の情報のほうが重要だったりするし……

 

私は空美ちゃんをハナペチャだと思ったことがないです。

むしろ逆。鼻筋通ってると思ってました。

ぼさぼさの容姿については、どう見ても栄養失調……

給食でしかまともな栄養取れてないんじゃないかと思います。

よくあの環境でバレエを踊る筋肉が残されていたものだ。

 

そのぐらい特異体質なのだから

栄養状態さえ改善されれば変身するんだろうとか

納得しちゃうんですよね(笑)

ローラの絵を見ても、顔の骨格は変わってないみたいだし。

あとは化粧?整形の必要がある環境にいたとは思いますが。

 

ローラの中国系の顔立ちについてですが。

空美ちゃんのお母さんって日本人なのかな??

この場合の日本人は、国籍ではなくて血筋のことですけど……

「艶」という字、日本の名前にあまり使いませんよね??

どちらかというと中国の名前っぽいです。

あのお母さんも、あの環境だからあの容姿なのであって

若い頃はそれなりに整った顔立ちだったろうし

あんまり「和」っぽい顔には見えないしね。

 

でもあの過酷な環境で虐待され続け

コンクールで男性ヴァリエーションを踊らされた空美ちゃんが

舞台の中央でスポットライトを浴びる姿を見られたんですよ!!

彼女の今までの人生もそんなに詳しく知りたいとも思わないし

整形だろうが整形じゃなかろうが、どっちでもいいですよね。

オファーがロイヤルとパリ・オペラ座……

おめでとうローラ!!

 

 

☆六花ちゃんたちの進路

ボジョリー先生が戻るからには

何か動きがあると見ていいですよね?

連載が始まった頃の構想では(とか勝手に考えちゃっていいのかな・汗)

六花ちゃんはルードラに行くのが決まっていたんだとは思います。

 

でも現在ベジャールは他界してますし

ノイマイヤーの作風のほうが

六花ちゃんには合ってると私は思うんですよね。

理由は単純で、六花ちゃんの作品には叙情性はあれど官能性がないから(爆)

だから何かあっても、最後にはハンブルグに行くんではないかと。

 

ケントくんが同じ学校というのは

予想半分期待半分でしたね(笑)

頼りになる友人がいて安心ですね~、六花ちゃん。

同じ学校にいるのが大地くんや拓人くんだけだと、私は心配だ(汗)

恋愛面で私が想像するぶんには楽しいけどね(笑)

留学するなら、どんどん前に進んでいってほしい!!

 

大地くんの反応がおもしろかったです。

ケントくんが六花ちゃんを呼び捨てにしたり

同じ学校に行くことを気にしている大地くん(笑)

これって恋愛感情とかではなく

年下のケントくんが自分よりも優秀なのが気になるんでしょうね。

大地くん、コンテ苦手意識ありそうだもんな……

こちらから見れば、ちゃんとできているんだろうけど。

 

ローラはどっちに行くんでしょうね……

二つともけってハンブルクに来るとかも……ありなのか??

ま、どこに行こうとも

最後には六花ちゃんの振付で踊ってくれそうですけどね(笑)

ローラがロイヤルを蹴ると、茜ちゃんのロイヤルの芽が出る……のか?

都ちゃんはロイヤル。やっぱりですね~、おめでとうv v

 

 

☆六花ちゃんたちの未来

来月号最終回、という言葉を素直に受けとりまして

たぶん触れられるとしてもちょびっとなんでしょうね。

でもたくさん描かれなくても、今までの情報で充分だと思うな~。

個人的には、いなくなった空美ちゃんの存在は気になりつつも

第1部の最後の話で物語は完結していいとも思ってましたし。

 

私は第1部を読んだのが完結後でした。

(大長編っぽかったので手を出さないでいた・笑)

一気読みしてわんわん泣きましたよ、ええ。

第2部はいつのまにか雑誌をおっかけるようになり

毎回感想記事を書くようになり……

 

スローテンポにちょっと首をかしげ

六花ちゃんのおばかさんっぷりに大騒ぎしつつも

毎月毎月絶対に読む!感想書く!!

と決めていたのはこの作品くらいでしたので

終わっちゃうのは寂しいですね……

 

六花ちゃんの振り付け師への道は今後も続くのでしょうが

最後には自分のバレエ団を持つくらい、大物になるんだろうね~。

世界のユキ・シノハラになるのですねv v

六花ちゃんの振付で将来踊ってくれそうな方々……

同年代だけでもローラ、ケントくん、大地くんでしょう。

都ちゃんとかも参加してくれるとうれしいな~。

想像するだけで楽しすぎる!

 

その後の彼女の人生に思いをはせられるような

そういう最終回だといいな~と思っています。

来月が待ち遠しいですね。