坊主おじさんのご先祖の
お話が壮大であった~。
時代劇が始まってしまう。
《松前藩は(中略)
先住民であるアイヌの人たちを
労働力として奴隷のごとく酷使し》
といった文言をさらっと
織り込めるのが、昭和の作家の強さだな~。
以下、感想です。
★「三平inカムチャッカ カヒの秘密編」
初日のトライを終え
夜話を始める三平くんと魚紳さんですが
谷地坊主は高田屋嘉兵衛の子孫であり
七代目・高田屋嘉七が
その本名とわかるのであった~。
ここで長めに高田屋嘉兵衛物語が
つづられることになりますが
作者が『奥の細道』を描いた時の資料が
活用されているのかもしれませんね。
巻末に取材コラムが掲載されておりますが
現実世界の七代目と対面した上での
大浪漫が執筆されていたと判明するのでした。