『釣りキチ三平 平成版』第9巻

 

坊主おじさんのご先祖の

お話が壮大であった~。

時代劇が始まってしまう。

 

《松前藩は(中略)

先住民であるアイヌの人たちを

労働力として奴隷のごとく酷使し》

といった文言をさらっと

織り込めるのが、昭和の作家の強さだな~。

 

以下、感想です。

 

 

 

★「三平inカムチャッカ カヒの秘密編」

初日のトライを終え

夜話を始める三平くんと魚紳さんですが

谷地坊主は高田屋嘉兵衛の子孫であり

七代目・高田屋嘉七が

その本名とわかるのであった~。

 

ここで長めに高田屋嘉兵衛物語が

つづられることになりますが

作者が『奥の細道』を描いた時の資料が

活用されているのかもしれませんね。

 

巻末に取材コラムが掲載されておりますが

現実世界の七代目と対面した上での

大浪漫が執筆されていたと判明するのでした。