プロジェクションマッピングにて
のりのりで再登場する強欲の魔王
復活が早すぎてしんどい(リンクはこちら)。
以下、感想です。
バテレン追放集団()の攻撃対象は
他の少数者コミュニティにも及んでおり
雪の中、放浪する魔女集団である……
手を組む相手が政治屋というのは
間違えてたもんな~、という点では
あんまり同情してない←
二階建てのハウスキープをばっちり
こなしていた神父くんの
部屋が荒れていくのしんどいね……
お菓子作りもずっとしてないだろうしな。
彼は本来「戦う人」ではなく、
戦いの中に身を投じる「利己的」な目的
(復讐でも、因縁の相手との対峙でも何でもよい)
が存在していない、というのが尾を引いてるな~。
イムリさんが本当に普通の女の子で
神父くんが惚れてしまうことに抵抗感がなければ
《魔王から彼女を守るために戦う》という
無敵モードになれるんですけどね!!
水槽のお魚さんたちの描きこみが
リアル寄りなの、ちと怖いんですが
私の大好きなリヴァイアサンの
干渉フラグだったりしませんかね!!??
少しずつでも楽しみを見つけて
戦っていくんだ……という情緒を
無視して挑んでくるマモン
やっぱ嫌いなんですけど――!!
人間の肉体・精神が弱っていることとは別に
生き物が逃げなくなっている神父くんは
神の力も弱っているだろうから
苦戦必須かつ他の魔王参戦フラグ濃厚ですね……
☆☆☆
というように色々書いてみたのですけど。
冒頭においても、デモ行動をしていた団体
(すみっこで抗議のスタンドをしている人はいる)
が変質していく前、「報道」というキーワードを
出されたのが尾を引いており
この作家さんたちについていっても大丈夫なんかなあ、と
読む側の集中力がそがれている感はやはりある~。
昭和の作家による、ど真ん中剛速球
差別指摘表現に慣れてしまうと
日本の首都の女知事とか
プロジェクションマッピングとか出しつつ
NPO偽装とか左翼団体の変質とかで
「バランス」を取ろうとしてしまうの
逃げではないのか?だったら
におわせないほうがいいですよ??ぐらいには思う。
まあ昭和の作家は逆に
女性差別に「反対する」表現が
苦手なので、得意な表現に
特化している頃が楽しめたかな~。