『エクソシストを堕とせない』第68話

 

プロジェクションマッピングにて

のりのりで再登場する強欲の魔王

復活が早すぎてしんどい(リンクはこちら)。

 

以下、感想です。

 

 

 

バテレン追放集団()の攻撃対象は

他の少数者コミュニティにも及んでおり

雪の中、放浪する魔女集団である……

 

手を組む相手が政治屋というのは

間違えてたもんな~、という点では

あんまり同情してない←

 

二階建てのハウスキープをばっちり

こなしていた神父くんの

部屋が荒れていくのしんどいね……

お菓子作りもずっとしてないだろうしな。

 

彼は本来「戦う人」ではなく、

戦いの中に身を投じる「利己的」な目的

(復讐でも、因縁の相手との対峙でも何でもよい)

が存在していない、というのが尾を引いてるな~。

 

イムリさんが本当に普通の女の子で

神父くんが惚れてしまうことに抵抗感がなければ

《魔王から彼女を守るために戦う》という

無敵モードになれるんですけどね!!

 

水槽のお魚さんたちの描きこみが

リアル寄りなの、ちと怖いんですが

私の大好きなリヴァイアサンの

干渉フラグだったりしませんかね!!??

 

少しずつでも楽しみを見つけて

戦っていくんだ……という情緒を

無視して挑んでくるマモン

やっぱ嫌いなんですけど――!!

 

人間の肉体・精神が弱っていることとは別に

生き物が逃げなくなっている神父くんは

神の力も弱っているだろうから

苦戦必須かつ他の魔王参戦フラグ濃厚ですね……

 

☆☆☆

 

というように色々書いてみたのですけど。

 

冒頭においても、デモ行動をしていた団体

(すみっこで抗議のスタンドをしている人はいる)

が変質していく前、「報道」というキーワードを

出されたのが尾を引いており

この作家さんたちについていっても大丈夫なんかなあ、と

読む側の集中力がそがれている感はやはりある~。

 

昭和の作家による、ど真ん中剛速球

差別指摘表現に慣れてしまうと

日本の首都の女知事とか

プロジェクションマッピングとか出しつつ

NPO偽装とか左翼団体の変質とかで

「バランス」を取ろうとしてしまうの

逃げではないのか?だったら

におわせないほうがいいですよ??ぐらいには思う。

 

まあ昭和の作家は逆に

女性差別に「反対する」表現が

苦手なので、得意な表現に

特化している頃が楽しめたかな~。