梨木香歩作品群の電子書籍化を知り
そもそも作品集ってなんだ……?と内容を調べたら
紙の本を購入しておりました。
作品集は、次の2冊となります。
・『丹生都比売』
・『西の魔女が死んだ』
どちらも装丁が素敵なので
同じシリーズで続刊出るなら
買うのに!!(紅色の、りかさんとかどうでしょう?)
作者本人のあとがきが完璧なので
それで感想は終了させてもいいのですが
引用後に続けます。
二十五年前、自分と、自分に似た資質の女性以外の、
誰にとって価値があるのだろうと、おどおどと見つめていたこの本を、
まいの祖母の年齢に近づいた今、もう一度静かに送り出したい。
行ってらっしゃい。
老若男女問わず、この本を必要としてくれる人びとに辿り着き、
人びとに寄り添い、力の及ぶ限り支え、励ましておいで。
私たちは、大きな声を持たずとも、小さな声で語り合い、
伝えていくことができる。そのことを、ささやいておいで。
以下、感想です。